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2016.6.29

香川県立体育館

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設計の池田です。

香川県にある少し変わった体育館をご存知でしょうか?

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その名も「香川県立体育館」と言います。
東京都庁や国立代々木競技場などで知られる建築家、丹下健三の設計により1964年に作られた体育館です。
陸に上がった船のような、鯨のような独特な形をしている体育館ですがこの形には理由があります。
この地に体育館を建てる事になりましたが、元々塩田だった埋立地で地盤は弱く、
重いコンクリート製の建物を建てるには大規模な地盤改良が必要でした。

そこで丹下健三は、建物の四隅にある三角の脚のような部分のみを設置させることで、
地盤改良の面積を最小限に抑え体育館全体を浮かせるように計画し、この独特な形が生み出されました。
屋根はワイヤーを張った上に作る、吊られたような屋根になっていて、
後に作られた代々木体育館はこの考えを発展させて作られました。

そんな戦後モダニズム建築の代表の一つとも言えるこの体育館も今は使う事ができません。
屋根を吊っているワイヤーの経年劣化に伴う補修工事の入札が不調に終わってしまい、
補修の予定が全く立っていないからなのです。
香川県は取り壊して建て替えるかどうかを検討している段階です。
同時期に作られている日本各地の建物も耐震性能の確保で補強工事や取り壊し等が行われている中、
この体育館は耐震診断の結果大がかりな補強はほとんど必要が無いという判定が出ている中、
天井のワイヤーの問題だけで取り壊されるにはとても勿体無いのではないかと私は思います。

こちらのサイトで保存運動の署名活動などを行っている団体があります。
もし、賛同いただけたら貴重な建築である香川県立体育館を残す運動に参加してもらえればと思います。

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