「光と風」都市の家づくりなら TERAJIMA ARCHITECTS

お客様の声

心地よいLDKに人が集まる家

東京都世田谷区 K様/2014年 お引渡し
家族構成:ご夫婦・お子様1人

最寄り駅からの道を歩いていくとほどなく現れる白いモダンな外観の家。
シンプルながら閑静な住宅街の中でひときわ目を引きます。

K様の家にお伺いしたのはお引渡しから約半年、寒さも本格的になってきた頃。
焼き立てのお菓子と温かい紅茶で出迎えてくださったK様に、家づくりのこと、そして現在の暮らしについてお話をお聞かせいただきました。

2階LDK。真っ白な内装とリビングの吹抜けが開放的な空間を作り出しています。

家づくりは子供の頃からの夢でした

子どもの頃から自分の家を建てることが夢だったというご主人。海外での駐在生活から戻り落ち着いた頃、ご自身の年齢のことも考えると、そろそろ家を建てたいタイミングでした。
一方の奥様は、利便性の高さからマンション派。お嬢様が転校しなくてすむよう、以前のお住まいの近くでマンションを探していましたが、なかなか良い物件に出会えなかったため、ある程度条件が合う建売住宅を購入する寸前だったそうです。

しかし、注文住宅を建てた親戚の方からアドバイスを受け、その建売住宅では自分達が望んでいるような暮らしはできないとわかり、急遽購入を中止。ちょうど希望に叶う土地が見つかったこともあり、一から家づくりをスタートしました。

お菓子作りが得意な奥様。テーブルにはいつもお手製のお菓子が並びます。

デザインと安心感が決め手に

それからはハウスメーカーの展示場巡り。
会社の知名度には安心や信頼を感じていたK様でしたが、各社から強烈なアプローチを受け、奥様は少し圧倒されてしまったそうです。中には相性の良い会社もあったそうですが、残念ながら納得のいく提案が出てくることはなかったと言います。

そこでK様はリビングデザインセンターOZONE(※ハウスメーカー、設計事務所、工務店の紹介や家づくりのサポートを行っているコンサルティング会社)の建築依頼先の紹介サービスを利用され、新たに3社から提案を受けることに。その中の1社がテラジマアーキテクツでした。
「OZONEに置かれていた資料を見た時からカッコいいな、と気になっていました」(奥様)

10社以上から提案を受けられましたが、2階にリビングを持ってきたプランはテラジマアーキテクツだけ。
これまでの提案とは全く異なる発想でしたが「テラジマアーキテクツの提案しか目に入らなくなりました」(ご主人)と言う程、納得のプラン。テラジマアーキテクツを依頼先に決められました。
また弊社を選ばれたのにはもう一つ理由が。「工務店としての歴史です。デザインが良くても施工が…という会社も多いと耳にしていたので、工務店としての実績は安心に繋がり、決め手になりました」(ご主人)

左側に見えるのがコックピットの形をしたPCスペース。右手奥には主にお客様に使っていただくことを想定し、雰囲気のある洗面スペースを設けました。

リビングの吹抜けに設けた窓から見える空がご夫婦のお気に入り。

広々とした玄関ホール。夜はライトアップした坪庭が家族の帰りを迎えます。

いつでもお客様をお招きできる家に

依頼先を決められるまでに、どんな家にしたいか、家の中でどのように過ごしたいか、イメージをご夫婦で共有し、決めていたテーマは「いつでもお客様をお招きできる家」

来客の多いK様のライフスタイルに合わせ、玄関ホールはゆったりと広くとり、玄関の正面には訪れる人々を出迎える演出として坪庭を配置。
玄関ホールに面した階段を上がると2階はキッチンからリビングまで一続きの空間が広がります。リビング部分に十分な光と風を供給する吹抜け空間を設けることにより、40%という建蔽率を感じさせないダイナミックで開放的な空間を作り出しました。
1階には寝室・子供部屋・水まわりを配置し、家族のプライベートなスペースと来客用のスペースを分けています。

そしてもう一つのテーマが「真っ白な家」。真っ白な家とは…?
「宇宙船のような雰囲気にしたくて。床は全て白いタイルにすると決めていました。Rを描く壁や宇宙船のコックピットのようなPCスペースをデザインしてもらいました」(ご主人)

リビングからキッチンを望む。広いカウンターは使い勝手も良くスツールを置けばテーブルとしても使えます。

手元隠しのためシンク前のみ一部高さを出し、飾り台としてデザイン。

お子様の部屋には設計の赤羽がデザインし大工さんが制作したバレエバーを設置。

お菓子作りが得意で人に教えることもある奥様が特にこだわられたのがキッチン。
小柄な奥様に合わせ、バックセットや作業台の高さは低めに設計。製菓用の調理器具や海外生活の中で少しずつ集められた食器…キッチン周りのあらゆる物を仕舞うことができるよう、なんとご自分で一つひとつの物のサイズを測り、イラスト化!
そのイラストを元にキッチン収納を制作し、ぴったりと物が収まる世界で一つだけの奥様専用のキッチンが完成しました。
その他、キッチンにはこんな工夫も。
「オープンキッチンでもシンクの中はお客様からは見えないようにしたくて…。そう伝えると、設計の深澤さんと赤羽さんがシンク部分の前面にだけ手元隠しの台を設け、飾り台として使えるようにデザインしてくれました!とても気に入っています」(奥様)

また、できる限り物を仕舞っておきたいというK様の要望に応え、十分な収納も確保。
以前からお使いの家具が綺麗に収まるよう、細かな調整を重ねて設計したウォークインクローゼットは玄関側にも入口を設け、帰宅の遅いご主人が玄関から直接アクセスできるように。大容量のパントリーはキッチンに隣接しながらも配置を工夫することで、リビングやダイニングからは中が見えないようになっています。

最初はマンション派であった奥様も打ち合わせを重ねるうちに、次第に家づくりに夢中に。
水まわり設備・照明・ウィンドウトリートメント…毎日のように様々なショールームを回られ実物を確認し、イメージに合う物を見つけていったそうです。
「打ち合わせは本当に楽しかったです。ハッキリ物を言う深澤さんと女性目線で考えてくれる赤羽さんの対照的な組み合わせが面白くて(笑) 赤羽さんは説明や対応も丁寧で、建築後の日射を心配された近隣の方に2時間にわたって説明をしてくれました。お陰で近隣の方も安心され、ご理解いただくことができました。担当していただいたスタッフ皆さんのお人柄が良かったですね」(奥様)

「コンサルタントの原さんは本当に仕事が早く、疑問点など聞くとすぐレスポンスがあり、メールの返信も早い。初めてのことも多く不安もありましたが、最後まで安心して家づくりを進めることができました」(ご主人)

たくさん人が集まる家になりました

自分たちのイメージを具現化させた新居での暮らし。住んでからの感想を伺うとお2人が声を揃えるのは「片付けがしやすく、人を呼びたくなる家」ということ。
「キッチンはカウンターが広く、とても使いやすいです。人が集まる時にはグラスを並べて飲みスペースとしても活用しています。以前、飲み過ぎて泊まっていく友人もいました(笑)」(奥様)昼は吹抜けの窓から青空が見え、夜は間接照明が雰囲気を作るLDKは居心地が良く、確かについつい長居してしまいそう…。すでにたくさんの人が集まるテーマ通りの家になっているようです。

昼過ぎに始まったインタビューでしたが、時が経つのを忘れて話し込んでしまい、終わった頃には日も暮れてすっかり夜に。
私達を家の外まで見送りながら、窓から温かな明かりがこぼれる家を見て「やっぱりかっこいいね」と話すお2人を見ていると、とても微笑ましい気持ちになりました。

家づくりを振り返って「こうしておけば良かったという後悔が一つもありません!」と笑顔で話してくださったK様。
満足のいく家づくりのために必要なことは「この先、自分がどんな暮らしをしていきたいか」ということをじっくり考え、イメージをつくること。
そして努力を惜しまないこと。大切なことを教えていただいたインタビューでした。

-----
後日、K様が「これまでのお礼に」とスタッフをクリスマスパーティに招待してくださいました!
ドイツで購入されたという可愛らしいクリスマスの飾り付け、お気に入りのキッチンから出てくる奥様の素晴らしいお料理の数々…。
ご主人の趣味でもあるワインを美味しくいただきながらこの家での楽しいお話をたくさん伺い、心に残る時間となりました。
家の居心地の良さはもちろんですが、K様のお人柄や暮らしを楽しむ気持ちがあるからこそ、様々な人がこの家に引き寄せられてくるのではないかと思います。
K様、またお会いできますのを楽しみにしています。

担当スタッフ紹介

コンサルタント:原

コンサルタント:原

設計:赤羽

設計:赤羽

現場監督:浦

現場監督:浦

設計担当より

デザインのコンセプトや暮らしのイメージを明確にお持ちだったK様。
いつも明るくエネルギッシュなK様ご家族と、そのイメージをカタチにしていくプロセスはとても楽しいものでした。
白で統一しながらも、アクセントになる素材や照明を取り入れ、空間ごとに変化のある住宅になりました。

loading