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建築実例・リノベーション

間接照明が映える
ホテルライクなマンションリノベーション
マンション 東京都

マンションの一室を全面的に刷新した、フルリノベーションの住まいです。

インテリアはホワイトやグレーをベースに、ブラックやダークトーンをアクセントとしたモダンなコーディネート。大判タイルやフローリング、造作家具などの素材を吟味し、折り上げ天井や壁面に取り入れた間接照明によって、上質なホテルライク空間をつくり上げました。

プランニングでは、既存マンションが持つ約2,600mmの高い天井をできるだけ生かすことを重視。配管や梁などによる制約にも対応しながら、天井や壁の凹凸もデザインの一部として整えています。

素材や設備はオーナー様がショールームを巡り、一つひとつ丁寧に選定。デザイン性だけでなく、使いやすさやメンテナンス性にも配慮し、ホテルライクなデザインと快適な暮らしを両立したマンションリノベーションを実現しました。

竣工
2026年5月
場所
東京都
物件種別
マンション

既存の天井高を生かしながら、希望のプランを実現

約2,600mmある既存の高い天井をできるだけ維持しながら、キッチンや水まわりの配置変更など、オーナー様の希望を実現することが大きな課題でした。また、解体後には既存図面と異なる位置に梁があることも判明。配管や換気経路を含め、限られた条件のなかでプランを再検討する必要がありました。

設備のために天井や床を一律に下げるのではなく、必要な部分を見極めながら配管・換気経路を計画。梁や設備によって生じる天井の凹凸には間接照明を組み合わせ、ホテルライクなインテリアを構成するデザインの一部として生かしました。

水まわりは梁の位置に合わせて配置を再構成し、洗面・トイレ・浴室・ランドリーをコンパクトで使いやすい動線に。既存マンションのよさを残しながら、優先したい要望をできる限り実現するプランへと整えました。

住まいへの期待を高める、ゆとりある玄関ホール

玄関からLDKへ向かう途中に設けた、植栽を飾るためのゆとりあるスペース。マンションリノベーションでは限られた面積を効率よく使うことに目が向きがちですが、あえて余白を残すことで、視線の抜けと奥行きを感じられる空間になりました。

壁面には、ファッションを楽しむオーナー様のご要望から、大きなミラーを備えた収納を計画。明るい大判タイルとダークカラーの建具を組み合わせ、住まいの第一印象をつくるホテルライクな玄関に仕上げています。

既存の天井高を生かしたホテルライクなLDK

約2.6mある既存の天井高をできるだけ生かし、伸びやかな空間を目指したLDK。もともとの空間が持つ高さを大切にしながら計画しました。

リビングは明るい色調を基調に、ダイニング・キッチンへ進むにつれてダークトーンを取り入れ、ひと続きの空間に緩やかな変化をつけています。また、折り上げ天井や壁面、家具の足元などに間接照明を取り入れ、素材の質感や奥行きを引き立てました。

梁や設備のために生じる天井の凹凸も空間構成の一部として取り込み、マンションならではの制約を感じさせない、落ち着きのあるホテルライクなLDKに仕上げています。

素材と光で魅せるダイニング・キッチン

ダークトーンで統一したキッチンに、明るい大判タイルと白いダイニングテーブルを合わせ、重厚感のなかにも軽やかさを持たせたダイニング・キッチン。キッチンには、オーナー様が複数のショールームを巡り比較検討した末に選ばれた「キッチンハウス」を採用しています。

キッチンの位置を変更するにあたり、限られた床下スペースのなかで排水経路を確保。また、設備のために必要となる天井の下がりを生かして間接照明を組み込み、キッチンを印象づけるデザインの一部としました。

床にはリビングとは異なる大判タイルを採用し、ひと続きのLDKの中でダイニング・キッチンを緩やかにゾーニングしています。

光を重ねてつくる寛ぎのリビング

明るく柔らかな色調でまとめたリビングは、光の重なりによって奥行きと落ち着きを演出しました。折り上げ天井の間接照明に加え、テレビ背面や造作家具の足元にも照明を組み込み、直接的な光を抑えながら空間全体をやわらかく照らしています。

照明には、スマートフォンから操作できるコイズミ照明のシステムを採用。シーンに合わせた調光・点灯に加え、時間を設定して照明を点けることもできます。

マンションの限られた天井懐のなかで、既存の天井高をできるだけ保ちながら照明を納め、ホテルのラウンジのようにゆったりと過ごせるリビングを目指しました。

ソファとの距離からデザインした造作収納

窓辺に沿って設けた造作収納は、先に決まっていたソファのサイズや配置をもとに、扉を開閉するときの動作まで考えて設計しました。

ソファとの間隔が限られるため、一般的な開き扉や引き出しだけで構成せず、最上段には上方向へ開く扉を採用。下部にも特殊な金物を用いることで、限られたスペースでも収納物を無理なく出し入れできるよう工夫しています。

さらに、キッチン側の収納は扉の裏側にミラーを設け、開けばメイクスペースに。リビング奥側は本棚として計画しました。閉じているときはすっきりと空間になじみながら、必要な機能をコンパクトに収めた造作収納です。

制約を生かして整えた機能的な水まわり

洗面、トイレ、浴室、ランドリーをL字型にコンパクトにまとめた水まわり。もともとは異なる配置を予定していましたが、解体後に既存図面とは異なる位置に梁があることがわかり、トイレや浴室、洗濯機の位置関係を含めてプランを大きく見直しました。結果として各スペースが近接し、オーナー様にも使いやすいと感じていただける動線となっています。

限られたスペースを有効に使うため、仕上げにも細かな工夫を。ランドリーまわりでは通路幅を確保するため、当初検討していたタイルに代えて、質感のあるタイル調クロスを採用しました。素材の厚みまで考慮しながら、デザイン性と使いやすさの両立を図っています。

また、洗濯機まわりにはブラックの洗濯機パンを採用。空間のカラーコーディネートになじむだけでなく、排水口まわりに手が届きやすく、日々のお手入れやメンテナンスがしやすい仕様を選びました。

グレーを基調にブラックを効かせた落ち着きのあるインテリアのなかに、収納や間接照明も組み込み、コンパクトながら機能性と上質感を備えた水まわりに仕上げています。

素材の質感を生かしたホテルライクな洗面

グレーを基調とした空間に、ブラックの洗面ボウルと水栓を合わせた洗面スペース。大きなミラーと、その上下に組み込んだ照明が手元をやわらかく照らし、ホテルライクな雰囲気を演出しています。

床は隣接するトイレやランドリーへと連続させ、色や素材を統一することで、コンパクトな水まわり全体に一体感を持たせました。

白を基調とした落ち着きのある寝室

白を基調に、グレーやブラックをアクセントとして取り入れた落ち着きのある寝室。ベッドまわりにはやわらかな間接照明を設け、コンパクトな空間を穏やかな光で包みます。

床には、オーナー様が肌触りにこだわって選んだカーペットを採用。これまで使っていたものに近い心地よさを求め、さまざまなメーカーや商品を比較しながら、質感を確かめて選定しました。

寝室のすぐ隣にはウォークインクローゼットを配置。衣類を多く所有するオーナー様の暮らしに合わせ、休む場所と身支度・収納の場所をコンパクトにつないでいます。

寝室直結のウォークインクローゼット

衣類を多く所有するオーナー様のために、寝室に隣接して設けたウォークインクローゼット。両側に収納を配置し、中央に通路を確保することで、限られたスペースを最大限に活用しています。

収納には、オーナー様が以前から使用していたIKEAの「PAX」を採用。マンションの梁と干渉する部分については、収納の高さや配置を細かく調整しながら、できるだけ収納量を確保できるよう計画しました。

寝室と直接行き来できるため、起床後の着替えや就寝前の身支度もスムーズに。収納内部には照明も設け、洋服や小物を選びやすい、実用性の高いクローゼットに仕上げています。

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