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2010.3.27

【コラム】 住宅エコポイント

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住宅エコポイントの申請の受付が3月8日にスタートしました。ここでは簡単にこの制度についてご説明して参ります。

■制度

住宅エコポイントとは、所定の省エネ基準をクリアした新築住宅やリフォーム工事に対してポイントを発行する制度です。この制度が制定された背景としては、まずは二酸化炭素の排出量削減です。そして着工戸数が45年ぶりの低水準となった、09年の住宅業界の経済不況を受け、景気浮揚を目指してのことです。
ポイントは、新築が一戸当たり30万ポイントです。新築であれば、住宅の大きさや価格とは関係なく一律です。リフォームの場合、一戸当たり上限30万ポイントです。
獲得したポイントは、1ポイント当たり1円として利用できます。

■対象

「次世代省エネ基準」を満たした住宅に付与されます。「次世代省エネ基準」とは、省エネ法に基づく住宅の断熱性能についての基準のことです。この基準を満たしていると、窓や外壁などの断熱性能がかなり高いと言えます。つまり弊社の標準仕様である長期優良住宅であれば、エコポイントの対象となり、かいつまんで言うと「断熱性の高い住宅」を作ることに対してポイントを与えて補助する制度と言えます。ただ、自分で工事した場合はもらえません。
また他の住宅関連の補助金と併せての申請はできません。重複して国の補助を受けることができないためです。ただし国庫から充当していない補助金であれば重複して受けることができます。また住宅関連の税制特例や融資の優遇とは併せて申請が可能です。
2009年12月8日から2010年12月31日までに着工した住宅が対象となります。

■申請

原則、住宅所有者(お施主様)が自ら申請することとなっています。ただし代理申請も可能です。必要書類(※)を事務所に提出し、交換対象商品と交換できます。申請期限は2011年6月30日までです。
※…詳しくは弊社スタッフにお訊ねください。

■ポイントについて

ポイントは、定められた品目と交換することができます。交換対象商品は商品券やプリペイドカード、省エネ・環境配慮製品などとなっています。また特徴的なのが、「即時交換」ができる点です。即時交換とは、エコポイントが発生する工事を行った住宅と、同じ住宅で同じ工事施工者が、一緒に行う追加工事の費用に、そのポイントを使うことができるという仕組み。新築・リフォームともに適用できます。ただし材料や機器を購入するだけだったり、住宅所有者が自分で材料や機器を購入して日曜大工で施工した場合は即時交換の対象にはなり得ません。また家電のエコポイントとの互換性はありません。ポイント交換の期限は2013年3月31日までですので、この期間を超えると余っていたポイントは失効してしまいます。

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今までエコ住宅というのは、新築にしろリフォームにしろ、省エネの仕様にすることで、高額になりなかなか選択されにくかったという実情があります。しかしエコ住宅は断熱に特化することで冷暖房の効率もよくなり、エネルギーの使用も抑えられるという長い目で見ればコスト的にも環境的にもかなりプラスの要素が多いのです。
この機会にエコ住宅という選択肢をもっと積極的に考えてみてはいかがでしょうか。

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