「光と風」都市の家づくりなら TERAJIMA ARCHITECTS

お客様の声

制限の中で最大限「好き」を形に
奥様の理想を実現したリノベーション

東京都新宿区I様/2024年2月竣工
家族構成:ご夫婦・お子様3人

これまで賃貸に出していた家に、ご自身が住むことになったI様ご家族。
「せっかくなら、心から好きと思える空間で暮らしたい」——そんな想いからリノベーションが始まりました。
奥様は、海外のインテリアに憧れてPinterestで理想のイメージを収集。
リノベーション特有の制約がある中でも、ひとつひとつのこだわりを丁寧に形にしていくプロセスは、「楽しい反面、とても難しい作業でした」と振り返ります。
家族が集まり、来客を迎え、日常を心地よく過ごせる住まいへと生まれ変わったI様邸。
その理想を叶えたリノベーションについて、お話を伺いました。

「動線をふさいでいた柱を移動してもらったおかげで、空間が広く感じられるようになりました。難しいかなと思っていたことも、実現できる方法を一緒に考えてくれて、リノベーションして本当によかったと感じています」とご主人。

I様ご一家は、ご夫婦と3人の元気なお子様の5人家族。
閑静な住宅街に建つ一戸建てをリノベーションし、暮らし始めてから1年が経ちました。
「とても快適に暮らしています。毎日の中で目に入ってくる景色が本当に気持ちよくて。自分の『好き』を詰め込んだ家だからというのもありますが、壁紙や建具など、細かなところにまで丁寧な仕事が感じられることが大きいですね。」と奥様。

ご主人も「人を招くことが増えましたね。デザインはほとんど妻に任せましたが、とてもリラックスできる家になりました。」と、暮らしやすさと居心地の良さを実感している様子です。

クロスを選ぶ際、テラジマアーキテクツのオフィスの壁のグレーがイメージに近かったことから、オフィスの壁に実際にサンプルをあてながら検討されたそう。

イメージの原点は海外の家
Pinterestで「好き」を集めました

家づくりのスタートは、情報収集からでした。奥様はPinterestで海外のおしゃれな家の画像を検索しながら、「こんな家にしたい」という理想のイメージを少しずつ固めていったといいます。
「玄関の雰囲気はこんな感じがいいな、窓枠はこういう仕上げにしたいなと、どんどんイメージが湧いてくるんです。Pinterestにお気に入りをクリップしていくうちに、自分の好みがはっきりしてきて、理想の家が見えてきた気がしました。」

そうした中で、テラジマアーキテクツの施工事例にもいくつか出会いました。奥様の好むフレンチテイストとは少し異なりつつも、不思議と惹かれるものがあったといいます。
「フレンチとモダンのちょうど中間のようなテイストが好きで。テラジマアーキテクツの家はモダン寄りだけど、事例を見ていくうちに『ここなら柔軟に対応してくれそう』と感じたんです。」

2階の寝室も、フレンチテイストで統一。建具や窓枠など、細部までこだわりが感じられます。

想いを受け止めてくれた「安心感」が決め手

他にも何社か検討したうえで、テラジマアーキテクツに依頼することを選んだI様ご夫婦。その決め手について伺うと、「人の魅力」が大きかったといいます。
「コンサルタントの熊崎さんが本当に親身に話を聞いてくれて、安心感がありました。何社か相談しましたが、一番現実的な視点でプランを立ててくれたのが熊崎さんでした。できること・できないことをはっきり説明したうえで、その中で最大限のことをやってくれて。『ここにお願いしよう』とすぐに決めました。」

また、テラジマアーキテクツで建てたオーナー様宅で行われたイベントに参加したことも、信頼につながったといいます。
「オーナー宅で開催されたお料理教室に伺った際、そのお宅のオーナーさんが『アフターサービスも迅速で、本当に満足しています』とおっしゃっていて。その言葉にとても説得力がありましたし、家を建てたあともずっと見守ってくれる会社なんだと思えて、私たちも安心できました。」

洗面や階段の照明もゴールドです。

家族も来客も心地よく
「気分が上がる」デザインに

住まいを考えるうえで、奥様が特に重視していたのは「暮らしやすさ」と「来客を迎えやすい設計」。交友関係の広いご主人に来客があることを想定し、プライバシーを守りつつ気持ちよく過ごせる空間づくりを目指しました。
「採光の観点から2階リビングの提案もありましたが、わざわざ階段を上がっていただくよりも、玄関を開けてすぐ自然にリビングに迎えられるほうが良いと感じて、1階にしました。

トイレの扉の位置にもこだわりました。扉1枚挟んですぐLDKというのは少し抵抗があって、リビングから一度洗面スペースに入り、その中にトイレの扉を配置しました。プライベートな空間ですから、扉2枚、ツークッションは絶対に欲しかったんです。ちょっとした工夫ですが、来客時にも安心して使ってもらえていると思います。」

リビングダイニングとキッチンの間にあった壁を取り除き、一体感のある開放的なLDKに。

加えて、洗面所やキッチンは、奥様にとって「気分が上がる場所」でありたいという思いが強くありました。
「洗面は出かける前に必ず立つ場所なので、テンションが上がるデザインにしたかったんです。主人は機能美を好むタイプで、最初は少し意見がぶつかりましたが、最終的には私に任せてくれました。理想通りの空間を作ることができたので、お気に入りの洗面で身支度をして『今日も一日頑張ろう』と思えるんです。

以前のキッチンは壁付けで、リビングダイニングとの間には壁がありました。それをなくして対面式にしたいと伝えたところ、構造上どうしても外せなかった筋交いも、アイランドキッチンにうまくデザインとして組み込んでくださいました。
安全性を確保しつつ、私の理想を最大限に表現できたと思っています。
収納の框扉やゴールドの水栓、壁にあしらったヘリンボーンのタイルなど、これまで集めてきた『好き』をたくさん詰め込んだ、お気に入りの空間です。」

理想を形にするために欠かせないのは、情報収集と「こうしたい」という強い想い

制約のあるリノベーションでも、自分たちの理想を実現するにはどうしたらよいか。そのために奥様が徹底して取り組んだのが、情報収集でした。Pinterestを中心に、Instagram、ショールーム、ブログなど、あらゆるメディアからアイデアを集め、ひとつひとつ具体的なデザインに落とし込んでいったといいます。
「理想を叶えるためには、やっぱり貪欲に情報を取りに行く姿勢が必要だと思います。
たとえば水栓や収納の金物はゴールドにしたのですが、SNSで見たお宅が床の見切り材までゴールドで統一していて。『これは素敵!』と思い、すぐに採用しました。
今は調べれば参考になる情報がいくらでも出てきます。でも、すべてを鵜呑みにするのではなく、自分の『軸』をしっかり持つことが大事です。
まずはとにかく情報を集めて、その中から自分の好みを明確にしていくこと。本当に多くのことを決めなければならないので、迷う場面もたくさんありますが、『こういう家にしたい』という強い想いがあれば、きっと実現できると思います。」

特にお気に入りの場所を
教えてください

奥様が「テンションが上がる場所にしたかった」と語る洗面スペース。「本当は床をヘリンボーンにしたかったのですが、それは断念したので、その代わりに洗面とキッチンの壁タイルをヘリンボーン柄にしました。鏡にもこだわりがあって、身支度のしやすさを考えて大き目のサイズで、下に間接照明がついているのを選びました。」と奥様。

グレーと白を基調としたキッチン。ショールームを見て回り、奥様がひとつひとつ大切に選びとったデザインです。

トイレのウィリアム・モリスのクロスは、以前から「絶対に使いたい!」とストックしていたアイデアだそう。1階はイエロー、2階はブルーで色違いに。

玄関とリビングの間に設けたガラス扉も、お気に入りのひとつ。
本当は一枚扉が希望でしたが、寸法の都合で二枚扉に。ところが実際に使ってみると、冬場は片側だけを開けて出入りすることで冷気の侵入を防ぐことができ、結果的にとても快適だったそう。

担当スタッフ紹介

コンサルタント:熊崎 雄大

コンサルタント:熊崎 雄大

現場監督:寺島 潤

現場監督:寺島 潤

コンサルタント:熊崎より

I様ご夫妻とご一緒にリノベーションを進めるなかで、互いを思いやるお気持ちが家づくりの随所に表れており、私自身とても印象に残っています。

内装や水まわりは、主に奥様のお好みを反映したご提案となりましたが、ご主人様はそのご意向を尊重され、温かく見守られているご様子がとても素敵でした。

一方で、奥様もご主人様の大切なお住まいであることは深く受け止めておられ、「家の価値や安全性を損なわないように」と、構造や耐久性に関してはたびたびご質問をいただきました。

そのような中で、たとえご希望があっても構造上のリスクが少しでも伴うことについては、「主人も望まないはず」と、ご自身の中でしっかりと判断され、優先順位をつけてご決断されていた姿にI様ご夫妻の信頼関係を感じました。

先日1年点検でお伺いした際には、時間をかけて完成したご新居で、ご夫妻とお子さま3人が、とても楽しそうに過ごされていました。

ご家族が自然と集まる場所として、I様にとってお家が日常の一部になっていることを拝見し、私も家づくりに携われたことをとても嬉しく思います。

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