TERAJIMA ARCHITECTS スタッフブログ

2017年9月 8日

今年の夏

設計の池田です。

今年の夏、建築家宮脇檀の仕事に触れる機会がありました。

「宮脇檀ドローイング展~手が考える」
宮脇檀と聞いても建築の仕事をしていないと聞いたことが無い方もいるかもしれませんが、
1960年代~1990年代まで活躍した日本の建築家で特に住宅で数々の名作といわれる作品を作った建築家で、
著書も多く住宅にかかわる人間であれば1度は必ず読んだことがあるような、教科書となるような建築家です。
その作品は年月を経た今でも輝きを失わず私たちに多くの事を教えてくれています。

そんな宮脇檀のドローイング(手描きの図やスケッチ)展が渋谷の建築家会館で開催されていたので見てきました。
宮脇檀は多く旅をしたことでも有名でそのドローイングは旅先で泊まったホテルを実測したり、設計した物件の
イメージを所員やクライアントに共有したりする貴重な資料を多く見ることが出来ました。

①IMG_20170722_145051.jpg

②IMG_20170722_145600.jpg

その手から描き出される図はどれも美しくまるで絵画を見ているような感覚すら覚えます。
勿論そこには設計の要旨となる部分が的確に描かれ、その建築の構想から実施に向かって
細部まで詰めてゆく隙のない流れを見せています。

その中でも目に留まった一枚がこの「グリーンボックス」という住宅のドローイングでした。
通常、こういったパースには提案の内容を説明するような文章が書き添えられますが、
この図には「原色の色を塗ろう」とあたかも誰かに話しかけるような言葉が書き添えられていたのです。
それが所員へあてたものなのか、クライアントに向けたものなのか分かりませんが、
もしかしたら宮脇檀が手で描き、手で考える中で宮脇とその建築とが語り合っていたのかもしれません。
「上手い建築図面という以上に「愛」の記録なのではないでしょうか。

③IMG_20170722_150019.jpg


私たちがお客様に提案する時はCADで描いた図面やCGパースなどで提案しますが、
実際にプランを考えるときはやはり手で考えています。
こうして提案までには数案考える事もあります。
これからも私たちが考えた事を少しでも多くしっかりとお客様に伝えられるよう努力していこうと思った展覧会でした。

④IMG_20170724_112331.jpg ⑤-3IMG_20170904_152429.jpg


「中山邸最後の見学会」

もう一つ、宮脇の仕事に触れたのが、埼玉県川口市で行われた「中山邸最後の見学会」でした。
この中山邸は宮脇檀が晩年、1983年に手掛けた住宅で、9月に解体が決まってしまい、
その所有者のご厚意により開かれた最後の見学会でした。

⑥IMG_20170826_123851.jpg

中山邸は平屋建てで宮脇らしい軒を低く抑えた住宅で、著書の中でも何度か取り上げられた晩年の代表作の一つです。

中山氏はもともとこの地の庄屋の家で茅葺の立派な家が建っていたそうです。
宮脇がこの住宅を設計するにあたりまずクライアントに提案した事は
「その土地に元々あって環濠を潰さず逆に浚渫して再生させる事」
「朽ちかけている長屋門は屋根を葺き替えて再生する事」
「敷地内の木は基本的に1本も切らない事」
「周辺の多くの家が瓦屋根であるから新しく建てる家も瓦屋根の5寸勾配以上の屋根とする事」
「敷地内にある祖父以来の灯篭や大鉢、庭石などは全てなんらかに使う事」
でした。

こうしてみると宮脇はこれから自分が設計する事になる母屋について、最初の提案ではほとんど語ってはいません。
これらは「敷地から与えられた与件」としてその土地が持つ気候、地形、地質や植生、
過去の歴史からの積み重ねなど「土地のヒエラルキー」と呼び「これを受けて建物を建てる事が
人間の土地への礼儀なのだ」と語っています。

そんな土地から与えられた与件に従い設計をされた中山邸はRCの壁と木造の屋根が
見事に一体となった素晴らしい建物でした。

⑦IMG_20170826_122845.jpg

その中でとりわけ感動した事がありました。
それはこの主寝室に設けられた出窓式の天窓です。

⑧17-08-26-12-26-19-476_photo.jpg

これは宮脇の著書の中でも紹介されていた天窓で、何も分からなかった建築を学び始めた私が
その著書の中でとても感動し、住宅の仕事に興味を持った一つでした。
一見何も無いような出窓は上部が全てガラスで作られ柔らかな間接光で室内にグラデーションを作っていました。
この実物が見られた事が本当に嬉しくて、何度も何度も見て、自身のスケッチブックに書き留めました。

⑨sketch.jpg

この日はあいにく時間が少なく、参加者も多かった為ゆっくりその住宅を感じる事はできませんでしたが、
初学の頃の気持ちを思い出したとても充実した時間でした。

最後に私と年齢がほぼ同じで大きな影響を受けたこの住宅を見ることが出来た事に所有者、
関係者の皆さまに感謝してこれからの仕事に生かしていきたいと思います。

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2017年8月28日

育てやすいグリーンのご紹介

こんにちは、営業アシスタントの福田です!

最近、お施主様のお宅に伺わせていただく機会が続けてあったのですが、どのお家でも共通していたのが、
とても綺麗にグリーンを部屋に飾られていたこと!
グリーンがあるだけで、部屋の印象が変わりますし、癒しの効果もありますよね^^

と言いながら、私、すぐにグリーンをダメにしてしまうのです・・・


そんな私が、枯らすことなく自宅で育てているのがこちら!!

20170828_1re.jpg

サンスベリアです!
育てていると言うのもあれなのですが・・・、乾燥に強いので水やりを忘れてしまいがちな方や、
外出や出張が多い方が栽培するのに向いているグリーンです。

駒沢オフィスの打合せスペースにも置いてありますよ♪

20170828_2_re.jpg

グリーンをインテリアに取り入れてみたい!と思われている方、とても育てやすいサンスベリアはいかがですか^^♪


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2017年8月 4日

ちょっとした小物

設計の伊澤です。
今年お引渡ししましたY様邸で作らせていただいた小物を2つ紹介します。

ひとつはこちらの洗面器置き台です。

画像1 - コピー.jpg

Y様邸は在来浴室なので、インテリアに合わせた洗面器置き台のご要望をいただきました。
当初は既製品を探してみたのですが、和風のものばかりでしっくり来るものが見つからず製作することに。

重量、水の切れを考慮して形状を設計し、製作は耐久性を考慮して木製グレーチングと同じメーカーさんにお願いして
グレーチングとお揃いのウォールナットにしました。

画像2.jpg

とても軽く仕上がり、使い勝手も良い感じとのご感想をいただきました。


もうひとつの小物は飾棚です。

画像3 - コピー.jpg

何も飾っていなくても大丈夫なように、Y様邸の外観をモチーフにしたオブジェ風にデザインしています。
見た目はシンプルですが、ガラスのフレームをフォトボンドという特殊な方法で接着したり、
ビスが見えない方法で壁面に固定したり、地味な工夫が凝らしてあります。

先日、Y様宅にお伺いした際には丁度良いサイズのトラ君が睨みを効かせていました。

画像4 - コピー.jpg

こうした小物のご依頼はなかなかありませんので、愉しくお仕事をさせていただきました。
Y様、ありがとうございました。

2つとして同じもののない皆様のお住い。小物にもこだわってみるのもひとつの面白さですね。


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2017年7月23日

グリーンの展示@見学会

広報の本橋です。

月に一度開催している見学会にて、家具とともに邸宅にあわせたグリーンの展示をさせていただいております。

先日のK様邸完成現場見学会では、天井が高く広々としたLDKの空間に映える
葉ぶりがよく背の高いグリーンを、ということで大きなガジュマルを。

IMG_0189.jpg

なんと全体のシルエットがハート形です!
一本の枝を切るとふたまたにわかれて伸びていく性質を利用して、左右に広がるように剪定して育てていったのだそうです。お見事な職人技!

濃い緑色の葉がつやつやと美しく、存在感のある子でした^^

そしてガラスに囲まれた階段ホールの一角には、シャープなストレリチアノンリーフ。

IMG_0188.jpg

K様邸のようにクールモダンな住宅にはとても似合いますね。
高さが160cmと、こちらも細身ですがなかなかボリュームがあります。

K様ご主人様がとても気に入っていらしたと伺い、
こちらは見学会開催の御礼に弊社からプレゼントさせていただきました♪
K様、ご協力本当にありがとうございました。


ちなみに見学会では、雑誌等での植栽コーディネートをされている
グリーンアートさんに毎回ご協力いただいております。
いつもありがとうございます!

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最近ボタニカルブームと言われていますが、植物は人の心を和ませてくれますね。

特に暑い今年の夏、グリーンを取り入れて少しでも涼しく過ごそう!と個人的に画策中です^^
きちんと育ててセンス良く飾れるように、この夏は植物の勉強をしたいなーと思っております。


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2017年7月 7日

スタッフインタビュー@柴原編

皆さまこんばんは、テラジマアーキテクツです。
今夜は七夕ですね★


さて本日は人気コンテンツのスタッフインタビューをお届けいたします!


とあるお昼休み、社内でカレーを食べていた設計の柴原に、予告なしにインタビューを敢行しました・・・!

KIMG0060.jpg
突撃にも関わらず満面の笑顔でこたえてくれました!

ーー柴原さん、まず担当されているお仕事から教えてください。

設計です。


ーー設計のお仕事をされる上で、普段心掛けていることはありますか?

煮詰まりすぎないこと。
煮詰まりすぎると、例えば窓枠の厚みとか、あんまり誰も気づかないようなところについて一日中考えてしまったりするので・・・(笑)


ーー(笑)でもそういう細かさが必要な場面もありますよね。

どちらかというと好きでこだわっちゃうんですよね。
元々細かい作業が好きなんですよ。


ーーそれで設計士になったんですか?

毎週日曜に「建物探訪」を観る家だったんです。(笑)

あと実家を建てた時に、いつも大工さんが作業しているのを見ていて。
10時半にお茶の時間があるんですけど、その時に大工さんにお茶を出すのが、夏休みの私の仕事だったんです。
それで大工さんを見ていて、かっこいいなぁと思って。


ーー家づくりに自分も携わりたいと。

漠然と。
設計じゃなくても、それこそ大工さんになっても良かったのかもしれないですけどね。


ーー女性で大工さん、かっこいい!
ではそんなかっこいい柴原さん、最後に「座右の銘」を教えてください。

・・迷ったら楽しい方を選ぶようにする!


ーー仕事でもプライベートでも?

そうです!

ーーなるほど、いつも前向きな柴原さんらしいお答えですね。
ありがとうございました!


--
写真を見てもらえるとわかる通り、本当にいつもニコニコ笑顔の絶えない柴原さん★
オフィスの明るい人気者の、新たな一面が垣間見れましたね!


柴原さん、お忙しい中インタビューへのご協力ありがとうございました^^

さて、次回はだれに(突撃)インタビューがいくのでしょうか?!

どうぞ皆さまお楽しみに~!


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2017年6月30日

最近の週末の過ごし方・・・★

総務の鈴木です。

ここ最近、週末になると家族で公園へ出かけています。

代々木公園ではこの時期、毎週イベントが開催されているので、とっても賑やか。
先日行った日は「ラオフェス」開催中で、ラオスの料理やお酒、洋服などの露店が沢山出ていました^^
香辛料が香るラオス料理を頂きながらステージの演奏を聴いたりと、一日中楽しめました。
写真は隣のアースデイマーケットで作ってもらった、親子おそろいのビーチサンダルです!

写真①.jpg

もう1つお気に入りの公園は、再整備された南池袋公園。
こちらは都心のど真ん中にあるのにも関わらず、芝生と風が気持ちのいい公園です。
写真には写っていませんが、カラフルなガーランドが飾られていたりと、とってもフォトジェニック!
おしゃれなカフェも併設されていて、週末は沢山の家族連れがレジャーシートを広げて寛いでいます。
暑くなってきましたので、夕方に行くのがお勧めです^^

写真②.jpg


他にもお勧めの公園情報がありましたら、是非教えて下さい!


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2017年6月19日

ルーバーのサンプル

コンサルタントの原です。

弊社の施工例には、数多くのルーバーを取り付けるお家がございます。

ルーバーの利点としては、外からの視線を切りながら、室内からの視線の抜けや、風の抜けを確保出来ます。

ただ、ルーバーのピッチにつきましては、取り付ける場所の条件により異なって参りますので、悩ましいところでもございます。

そのため、今回のお家は、ルーバーのイメージサンプルを大工さんにお願いして、現場で確認しながらルーバーピッチを決めました。

1494844752456.jpg

1494844775013.jpg

この写真は、余った断熱材でルーバーを作製したものですが、2枚の写真はピッチを少し変えてますので、見え方も変わります。

私達もお客様に少しでも分かりやすくイメージを掴んで頂くために、色々と工夫をして提案をさせて頂いております。
お気軽にご相談ください。

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2017年6月 8日

外装の塗り替えをしました

コンストラクションラクション・サービスの井口です。

調布市T様邸(築15年程)にて、外装の塗り替えをしました。

基本的に、色は変えずに塗り直しました。

【Before】
reDSCN1216 - コピー.jpg


【After】
reDSCN8931 - コピー.jpg

-----------------


【Before】
reDSCN1241 - コピー.jpg


【After】
reDSCN8930 - コピー.jpg


バルコニーの柱は、経年劣化が激しかったので、
板金巻きにしました。

【Before】
reDSCN1240 - コピー.jpg


【After】
reDSCN8929 - コピー.jpg
色合いを合わせ、目立たないようにしました。

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お住まいのお悩みがあれば、コンストラクション・サービスまで
是非お気軽にご相談ください!

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2017年5月26日

地鎮祭に参加してまいりました

コンサルタントの深田です。

先日、武蔵野市K様邸の地鎮祭に参加して参りました。
この日は晴天に恵まれた上、涼しかった前日までと変わって気温が上がり、初夏を感じさせるような気候でした。

KIMG0108.jpg

KIMG0125.jpg

KIMG0112.jpg

強い日差しの中、お子様も一緒に頑張って参加してくださいました。


K様が初めて弊社にお問い合わせをくださったのは2016年の1月。
土地を決定するまでに紆余曲折あり、様々なご苦労があったことと思います。
1年半が経ち、いよいよこの日を迎えられること、私どもも大変嬉しく思います。

ようやく工事が始まります。
約半年後には、K様に喜んでいただける素晴らしい住まいをお引渡しすることができますように一同頑張ってまいりますので、
K様、これからどうぞよろしくお願いいたします。

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2017年5月 9日

ヨーロッパ日記;No1

設計の鴨下です。

長い間恋焦がれていたコルビュジエ作品を体感しに、先日ヨーロッパへ出掛けました。

ル・コルビュジエは近代建築の巨匠。
上野の国立西洋美術館が世界遺産に登録されたことにより、
建築関係者だけでなく一般の方にも広く周知されたのではないでしょうか。

彼の残した素晴らしい作品は沢山ありますが、訪れた人は少ないのではと思われる
珍しいものを紹介します。


【サン・ディエの工場(フランス/アルザス・ロレーヌ地方)1946年】

この建築に於いて最も素晴らしい点の一つは、個人所有かつ現役可動中の
縫製工場だということです。

個人所有ですと保存状態を心配してしまうことがありますが、こちらのオーナー(社長)は
コルビュジエが名付け親(ゴッドファーザー)という関係もあり、非常に建物を愛してらっしゃいます。
補修や修繕の際、オリジナルのデザインを大事にすることは勿論のこと、
塗料も当時のカラーチャートを厳密に守って実施をしているそうです。

扱っているものは、エルメス、ルイヴィトン、ドルチェ&ガッバーナ、シャネル等々、ハイブランドの服。
工場の一角に出来上がった製品がずらりと吊り下げられている箇所があったのですが、
ブランド音痴の私にも分かるきらきらしたネームばかりで、技術力の高さがうかがわれます。

ただ、残念ながら、服飾デザインの漏えいという点から工場作業場内は一切撮影できませんでした・・・
ディテールや構成が素晴らしく、出来れば記録に残したかったのですが残念でした。

それでは、許可が取れ撮影できたものの中からいくつかご覧ください。


① モデュロール

re①モデュロールの像(反対側からですが).jpg
コルビュジエが考案をした人体を元にした寸法体系。
ご存じの方が多いと思いますが、モデュロールを表した像です。
(反対側からの写真ですみません、実際は左手をあげています)

「モデュロールは、人体寸法と数学から生まれた、寸法をはかる尺度である。
腕をあげた人間が、空間の占拠を限定する点を与える。
足、ヘソ、頭、頭上にあげた手の指先による三つの間隔は、その内に黄金比を含み・・・
数学的にはもっとも力強い変化がそこにもたらされている」


② 開かれた手

re②開かれた手.jpg
コルビュジエによる都市計画であるインドのチャンディガール。
そこにある像が有名です。


③ サン・ディエの工場外観

re③サン・ディエ工場外観.jpg
コルビュジエが提唱する近代建築の五原則

ピロティ
屋上庭園
自由な平面
横長の窓
自由なファサード

すべてを具現化しているのが見て取れます。


④ ピロティ天井

re④ピロティ.jpg
スラブ毎に色分けされていて可愛らしい!
大胆な色使いに敬服。
そして、日本では考えられない柱の細さ・・・地震のない国ならではの構造です。


⑤ 屋上庭園

re⑤屋上庭園(船の甲板イメージ).jpg
コルビュジエの屋上庭園は船の甲板のイメージのものが多いです。
ユニテ・ダビタシオン、イムーブル・クラルテなどの集合住宅も同じ構成。
写真左手にお墓が並ぶ立地なのですが、斜めに上がっていく壁によって上手に視線が遮られ、
真ん中のピクチャーウィンドウに目が誘導されるようになっています。


⑥ 応接室

re⑥応接室.jpg
ハイサイドライトと傾斜天井。アクセントウォールとコルビュジエデザインのチェア。
色使いと光の取り入れ方、空間構成の妙。


⑦ 階段

re⑦階段.jpg
現代ではよく使われている手法ですが、重くなるコンクリートの階段を軽快に見せるために、
壁躯体と階段を離しています。
そのため光が壁から回り込み、階段が印象的に感じられます。


⑧ 配管カラ―

re⑧配管カラ―.jpg
黄色→電気配管
青色→給水配管
緑色→ボイラー配管(⑦写真)
茶色→排水配管
ポップな見た目で機能的。メンテナンスしやすく、かつデザインの統一が図られています。
梁には予備のスリーブが沢山空けられており、将来対応を予測している所も素晴らしいです。
(写真はトイレの個室上部、これは本当に工場内の写真でなくて残念!!)


・最後に・・・
外観(③写真)から、オリジナルの木製サッシ、途中で変更したスチールサッシ、
そして新しくした木製サッシと、窓フレームが階層、場所によって異なることが分かります。
スチールサッシは改修当時に機能性を求めた上の選択であり、意匠上は不評。
これから全て木製サッシに変更していくそうです。

修繕のタイミングは時の運。
しかし、今の外観はオリジナルではないけれども、下から金、銀、銅、という印象で面白いと感じました。
整っていない現在の状態は今しか見られないものであって、もしかしたら未来からみればレアなのかもしれません。

今後完成するオリジナルデザインのファサードを確認したいという、再訪の楽しみができました。

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