東京都中野区 YN様/2011年 お引渡し
家族構成:ご夫婦・お子様2人
「この家で家族揃って暮らす今が、一番幸せです。」ー
この家での暮らしについてこう語る奥様。明るい光が降り注ぐYN様のお家には、家族の幸せがあふれていました。
以前は都内のマンションにお住まいだったYN様ご家族。お子様の成長に合わせて物が増え、マンションでの生活に限界を感じたそう。当初ご主人は別荘の建築をご希望でしたが、奥様の「成人された後もお子様が帰ってくることができる『我が家』を持ちたい」との思いから新築を決意。YN様ご家族の家づくりがスタートしました。
ご主人は家づくりを決意するとすぐに動き出し、インターネットを中心に情報収集を開始。はじめはハウスメーカーの展示場にも足を運んだそう。「ハウスメーカーの家づくりは、メーカーが主導で、外堀を埋めていかれるといった印象でした。自分達のペースで家づくりを進めていきたいと考えていましたので、ちょっと違うかな、と。」
そんな中、テラジマアーキテクツのホームページをご覧いただいたとのこと。「施工例を見てみたら理想だったアウトサイドリビングのある家の事例も多く、まず、デザイン的に魅力を感じました。その後、完成見学会に伺ったのですが、そこでのコンサルタントの原さんの対応は、押しつけるようなところが全くなかった。デザイン面、SE構法や断熱性といった性能面、何よりスタッフの対応がとてもいいと思い、ここで家づくりをしようと決めました。」とご主人。
ご主人の決断にご賛同いただいた奥様からは、「モダンリビングに掲載されている物件を拝見した時に、『いいな』っていう閃きみたいなものがありました。見学会に伺った時も会社の雰囲気がとても温かくて。スタッフの皆さんの感じが良かったので、安心して任せることができるなと思いました。」との嬉しいお言葉をいただきました。
ファーストプランをご覧になった際には、イメージ通りのそのプランに、ご家族から感嘆の声があがったそう。「僕らの要望が全て入っていて、家族皆で『カッコイイ!』って感動しましたね。そのため、プランの修正はほとんどありませんでした。」
スムーズに進むYN様の家づくりは周囲からも大変珍しがられたと言います。「実際に家づくりが始まっても、テラジマさんはコンサルタントの方と、設計の方との連絡が密でスムーズ。色んな注文を言ってもすぐにレスポンスをくださるので、特に困ったことはなかったですね。」
家族をつなぐ中庭
約30帖の大空間リビングダイニング
吹き抜けの中庭を介して、キッチンからでも1階の気配を感じ取れる。
恵まれた立地条件からも要望がほとんど叶えられたというYN様のお家は、ご要望のアウトサイドリビングやインナーガレージ、お子さま達の遊び場としてのロフト、こだわりのキッチンを、敷地の中心に設置した中庭が一つにつなぐ家。
2階に配置したリビングダイニングは吹抜けに、吹抜けに設けたハイサイドライトと中庭から降り注ぐ明るい光で、日中は照明いらず。SE構法ならではの大空間のリビングダイニングは、光と風が降り注ぐ心地の良い空間です。
全て黒で統一された鏡面仕上げのキッチンは、キッチンスタジオのような雰囲気。
背面は収納スペースとなっており、食器や調理器具などがリビングからは見えないように収納することが可能。
幅約3m、奥行き約1.5mの大きなキッチンにはスツールを配置。ここはご主人の特等席。
お料理上手な奥様。キッチンはフルオーダーメイド。レンジフードは業務用をチョイス。
この家の特徴の一つでもあるキッチンは、料理教室を主宰されている奥様こだわりの空間。ステンレスと黒の鏡面仕上げで統一され、洗練された印象です。
以前の住まいの悩みであった収納面を解消できるよう、キッチンの背面は壁面を目一杯いかし、天井まで棚を設置。鏡面仕上げの引き戸を閉めれば、見事にスッキリと片付きます。そして、何より奥様がこだわったのが、家族とのつながりを感じることのできる対面式のキッチン。前の家では家族とは仕切られた1人だけの空間でしたが、今はお客様や家族の食事の進み具合を見ながら調理を進めることや、リビングの会話に参加することができるようになりました。また、防犯の観点でもメリットが。「キッチンにいながら中庭を通して1階まで目が届くので、子供たちが帰ってくる様子も見ることができるんですよ。」
ご友人の間でも評判のYN様のお家では、お料理上手な奥様によるホームパーティーもよく開催されているそうです。
バルコニーの床はリビングと同じ高さにし、広さを演出。
バルコニーには目線の高さに合わせてガラスの手摺を設置してプライバシーも確保。バーベキューやお食事を楽しむご家族お気に入りの場所。
暮らし始めてからのご家族の生活には、こんな変化があったといいます。
「以前、マンションに住んでいた時は居場所と言えばリビングダイニングしかなかったですが、今は例えばリビングがあって、バルコニーがあって、キッチンにカウンターがあって。ロフトもありますし、和室もある。ベッドルームっていう選択肢もあります。居場所が増えましたね。」とご主人。奥様は「居場所が多いので、家族それぞれ勝手なことをしていますね(笑)本当にそれぞれがそれぞれのしたいことを我慢せずに出来ています。けれども、集う時には居心地の良いリビングっていう空間があって。このリビングには、家族のつながりみたいなものを感じます。」「冬になると、4畳半の和室にこたつを出して、主人と子供がぎゅうぎゅう詰めになってみかん食べていたり...。そういう過ごし方もあるんです。これだけ広くてここ(和室)にいる?!って思いますけど、それもまた楽しそうでいいですよね。」と微笑む奥様。
こちらの家は、お子様にとってもご自慢のお家なんだそう。
「学校の先生に新しい家の話をしていたり、友達を呼びたいと言ってきたり。友達に「家に呼んで!」って言われたって、子供が嬉しそうに話しているのを見たら、親としてはとても嬉しいですよね。」と奥様。お子様が隣ではにかむ様子が何とも微笑ましいです。
最後に、お2人からテラジマアーキテクツでの家づくりを振り返って、メッセージをいただきました。
「デザインに関しては、とてもカッコいい家を建ててくれるので、任せておいて大丈夫だと思いますね。例えば、ライティングについて細かく聞かれたことはなかったのですが、設計の竹沢さんがベッドルームにホテルのようなライトを入れて、お任せでセンスよく仕上げてくれました。文句のつけどころが無いという感じです。全てにおいて任せることができたので、楽でした。また家をつくるとしたらテラジマさんに頼むと思います。」とご主人。奥様はこう続けます。
「理想の家を実現することはなかなか難しいと思いますが、そんな中で、要望をほとんど叶えていただいて、ありがたい気持ちでいっぱいです。スタッフの方達も、誠心誠意で対応してくださった姿がとても印象的です。
家は家族の基盤となるところなので、そこが一番快適でないと人間頑張れないですからね。家でエネルギーを補充してこそ、外で頑張れる。家族皆が安らげる家ができて、本当に感謝しています。
バルコニーに出てご飯を食べたり、リビングで笑い合ったり、色んなシーンを作って、思い出もつくって。子供たちはいずれ家を出ていきますが、この家で家族揃って過ごしている今が、人生の中で一番幸せです。」
この家で忘れられない家族の思い出を、たくさん作っていきたいとおっしゃるYN様。将来、お家にお嬢様が結婚相手を連れてくることが何よりも 楽しみだそうです。
コンサルタント:原
設計:竹沢
現場監督:今村
YN様の理想の家づくりを少しでもお手伝いすることが出来ていたなら、大変嬉しく思います。
YN様とのお打合せは常に笑いがあふれる楽しい時間でした。
完成が待ち遠しくも名残惜しい、そんな過程を楽しんで進めていける家づくりが理想です。