「光と風」都市の家づくりなら TERAJIMA ARCHITECTS

お客様の声

建築家と叶えた変形地の理想の住まい

東京都大田区T様/2019年12月竣工
家族構成:奥様・子供2人

大田区の閑静な住宅街に建つT様邸。敷地は三角形の変形地です。
中央には中庭、それを囲うようにして回廊を設け、五角形の邸宅が出来上がりました。各部屋が回廊越しに中庭へ面しているため、道路側や隣地側の窓が最小限でも、十分な光と風が感じられるお住まいです。
お引渡しから2年が経ったころ、家づくりを振り返ってのお話を伺ってまいりました。

五角形を描く中庭。変形地を活かした、遊び心のある空間です。

家づくりは、思いがけず始まりました

ご親族から土地を相続することになり、思いがけず家づくりがスタートしたというT様。
元々家を建てようと考えていたわけではなかったため、とにかく情報収集することから始められました。「何もわからなかったので、とりあえず住宅展示場に行って色々と見てみたり、あとは雑誌で見た会社に問合せたり、そんな感じでスタートしましたね。」とT様。

3か所ほどの住宅展示場を回り、ハウスメーカーを一通りご覧になった後、各社の実際の建築物件を見られる見学会に足を運ばれたそう。「展示場だと素敵なんですけど、見学会に行くと少しイメージが違うなと思うこともあって。そんな中で1社だけ、見学会で見たお宅もすごく素敵な会社があったんです。私は元々、非日常感のあるアジアンリゾートのようなテイストが好きで。モダンリビングで見つけたその会社はまさに好みのテイストで、テラジマアーキテクツさんとどちらにするか、最後まで迷いましたね」

SE構法ならではの、大空間リビングダイニング。バルコニーと隣接し、より一層の広がりが感じられます。

決め手は、自分で見たもの、聞いたことです

建築会社を選ぶ際、建物のデザインと耐震性を特に重視されていたというT様。デザイン性を求める中で、雑誌やインターネットで探した設計事務所や個人の建築家さんにもプランニングを依頼されたそうです。一方で、当時地震が頻繁に発生していたこともあって、耐震性も重要なポイントでした。そのため最初はRC造を検討されていましたが、経年変化があまり好みでないことや、価格的な面もあり最終的には木造を選択。テラジマアーキテクツが採用しているSE構法の耐震性の高さも、T様のご希望に沿うものだったそう。

最終的な決め手を伺うと、「テラジマさんと、最後まで迷ったもう1つの会社と、それぞれの見学会に本当に何回も行ったんです。何軒も見させてもらっているうちに、もう1社の方はやっぱり『あれ、ここ…』と思っちゃう部分が出てきて。そんなもんかなとも思うんですけど、テラジマアーキテクツの家は気になるところが全然出てこなかったんですよね。あと、テラジマさんで建てた方とお話できるイベントにも参加して、『どうです?』って直接聞いてみたんです。そうしたら、皆さん『100%満足!』と。それってすごいなって思ったんです。やっぱり実際のお宅を見たり、建てた方とお話したりっていうのはなによりも説得力がありましたね。」とお話くださいました。

バルコニーの壁に設けられた開口は、富士山を眺めるためのもの。空気の澄んだ冬の時期は、特に綺麗に見えるそう。

ソファ横の窓からは、近くの桜を望めます。「富士山もそうですし、ポイントを言うと上手く計算してはめ込んでくれるんです。」とT様。

この家は「お任せ」で作ってもらいました

採光通風を担う中庭と、くつろぎの場所としてのバルコニー、ふたつのプライベートな屋外空間をもつT様邸。高天井の大空間LDKは白を基調としたシンプルモダンに仕上げ、計算された配置の開口からは富士山や桜の木が望めます。
「最初は、3階建てでエレベーターもつけてバリアフリーに…なんて考えていたんですが、検討していくうちに要望はどんどん変わっていきました。変わらなかったのは、非日常感、ホテルみたいなイメージということと、道を歩いているときにぱっと目をひくような外観。設計の柴原さんにほとんどお任せしてしまったんですが、この2つはしっかり叶えてもらえましたね。この家に住んでもう2年経ちますが、帰り道歩いているときに家が見えてくると『やっぱり素敵だなー』なんて、いまだに思っちゃいます(笑)」

T様邸は「LIXILメンバーズコンテスト2021」にて新築部門地域特別賞を受賞したほか、「重量木骨の家」ウェブサイトでも特に人気の事例だそうで、運営されているInstagramアカウント「mokkotsu」の2021年人気投稿第1位も獲得しています。
「素敵なおうちがいっぱいある中で、我が家が…と驚きました。たくさんの人に見てもらえて光栄ですし、嬉しいですね。でも、本当にほとんどお任せで作ってもらった家なんです。インテリアとか素材とか私にはわからないことばかりなので、柴原さんに全部提案してもらったんです。とても熱意があって、いただくプランはどれも素敵でした。テラジマさんのお客さんって、確かな目をもっていてしっかりとこだわる方が多いんだろうなって思うんですけど…そうではない私でも(笑)、お任せで素敵なおうちを作っていただけました。」

バルコニーとつながるリビング。T様が多くの時間を過ごす場所とのこと、より快適に、くつろげる空間にしていきたいです。

家づくり、満足度は…

ここまで、大変嬉しいお言葉が続いていましたが…実際にお住まいになってみて、お困りのポイントも出てきてしまったそう。LDKに隣接するバルコニーは、近隣からの視線が届かないよう壁を高く立ち上げたのですが、その壁ではリビングへの視線までは防げませんでした。「バルコニーは見えないようにってお願いしていたんですけど、まさかリビングが見えちゃうとは思っていなくって。日当たりの良いリビングなんですけど、残念ながらずっとカーテンを閉めちゃっています。住んでみて初めて分かった、計算外だった部分ですね。あとで柴原さんに、リビングを目隠しする方法を相談してみようと思ってます。」

最後にお住まいの満足度を伺うと、「100点と言いたいところなんですけど、やっぱりリビングが見えちゃうっていうのがあるので…90点くらいですかね。本当、そこだけなんですけど。あとは全部、満足していますよ!」とお答えいただけました。


思いがけず家を建てることになったり、住み始めたら計算外の部分があったり…と家づくりを振り返られたT様。この時点では100点満点をいただくことは叶いませんでしたが、テラジマアーキテクツとのお付き合いはこれからも続いていきます。まずはリビングで快適にお過ごしいただけるようご相談すること、そして今後ご家族構成が変わったり、当初お考えだったバリアフリー化をしたりなど、必要に応じて手を加えながら、末永く暮らしを楽しんでいただけたらと思います。

T様、この度はインタビューへのご協力、誠にありがとうございました。OB様のイベント等で、またお目にかかれますことを楽しみにしております。

特にお気に入りの場所を
教えてください

玄関アプローチのレンガの部分がT様のお気に入り。雨の日はまた違う表情を見せてくれるのだそう。

このアングル、一番開放感が感じられるんです、とT様。勾配の高天井と空が繋がる、気持ちの良い景色です。

ガラス扉で囲われた階段ホール。抜け感があり、光を届けてくれます。

全部隠せるよう収納はたっぷりと、とオーダーされたそう。ニュアンスのあるカラーで、白を基調としたLDKを引き締めています。

担当スタッフ紹介

千野 宏明

千野 宏明

柴原 尚子

柴原 尚子

川島 孝雄

川島 孝雄

担当:千野より

T様は弊社にお越しになる前から、他社へ問合せたり見学会にも参加されていて、家づくりに対してとても良く考えていらっしゃいました。初めてお会いしたのはもう5年前になりますが、眺望を活かしたいというご希望や、ご家族の思い出を大切にされていること、ご趣味についてなど、色々なお話を聞かせていただいたことをよく覚えています。

テラジマアーキテクツの家づくりは、打ち合わせの回数が多く、決めることも膨大です。
息子さんたちの協力もあったかとは思いますが、ほとんどお一人で考えて決めて、というのは本当に大変だったと思います。
思い入れの詰まったお家で、これからも豊かな時間をお過ごしいただけたら嬉しいです。

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