「光と風」都市の家づくりなら TERAJIMA ARCHITECTS

お客様の声

お子様の成長を見守る、二つの中庭と吹抜けのある家

東京都武蔵野市T様/2017年12月竣工
家族構成:ご夫婦・子供3人

お引渡しから5年が経つT様邸。定期点検とインタビューに伺うと、奥様と一緒にとっても可愛い赤ちゃんが出迎えてくれました。
「この家に住んでから、家族が増えました。上の子も成長しましたし、コロナ禍もあって、生活スタイルがどんどん変わっています。」という奥様に、家づくりから現在の暮らしまでをお聞かせいただきました。

竣工当時に撮影した、北側の中庭。数日前に降った雪が残っているほどの寒い時期でしたが、柔らかな光が注いでいます。
階段の色は黒と迷ったそうですが、明るい空間に合わせて白を選択。軽やかな印象で、その奥にある中庭を眺めるときにも視界を邪魔しません。

Q.家づくりのきっかけを教えてください

元々、夫の両親がこの近くに住んでいるので、いずれはこっちに引っ越す予定でした。一番上の子が小学校に入るのを機にと考えてたんですが、ちょっと前倒しで、義理の母がいい土地が見つかったよっていうのを教えてくれて。それが始まりでしたかね。

子育てのことを考えたとき、注文住宅で建てたいと思いました

Q.注文住宅を選ばれた理由は?

私が小学6年生の頃に、両親が家を新築しました。その時に一緒に展示場に見に行ったり、自分の部屋を決めたりしたのを覚えています。実家も吹抜けがあって、自分の部屋から吹抜けにつながる内窓を入れたい、と頼んだり。展示場でそういうのを見たんですよね。そのころの思い出、家づくりの経験があったことからも、注文住宅っていうのは自然な形だったと思います。

以前は分譲マンションで暮らしていて、便利な部分もあるんですけど、下の階の方に迷惑をかけてしまうことは多かれ少なかれありますよね。子育てするには広々したおうちとか、機能的な部分も家事がしやすいとか、そういうことが叶うのがいいなという思いがありました。

正面に見えるのは、キッチン横に設置したガラス黒板。学校からのプリント類を貼ったり、お子様がお絵かきをしたり。家族のコミュニケーションツールのひとつになっています。

ブログや生の声を参考に

Q.家づくりでは何を参考にされましたか?

最初はインターネットでいろんな素敵なお家を見たり、あとはモダンリビングを見たりしました。テラジマさんも載ってますよね。あまりにも豪邸すぎるんですけど、素敵だなっていうのは見ていました。
でも、その当時は一番はブログですかね。実際に建てた方の経験を綴ってらっしゃるのを見て、参考にしていました。今だとInstagramで家アカウントを作って皆さん交流されてて、すごいな、いいなと思うんですけど。ブログはそこまでじゃなかったけども、色々と調べていく中で素敵なお家だなって、テラジマアーキテクツの存在も知ったっていう感じですかね。

コンロの高さをカウンターより一段下げたのは、奥様のこだわりです。お子様も作業しやすく、深さのある鍋での調理もラクになるそう。

Q.テラジマアーキテクツを選んだ理由は?

義理の両親が建てたハウスメーカーをおすすめしてもらって、実際にどういうおうちかもわかっているので、そこは検討しました。他にもハウスメーカーで気になったところ、全部で4社くらい検討しました。最後は義理の両親のところかテラジマさんかっていう形になったんですけど、自由度が決め手になったと思います。

地元の工務店で建てた友人から、「ハウスメーカーはすごく手厚いかもしれないけど、自由度がちょっと低いような感じがする」という話を聞いていて。そういう情報を入れた上でハウスメーカーの営業さんとお話したので、ちょっと突っ込んでお話を聞きました。何も知らない状態だったらそれが当たり前だと思ってしまったところも、「あれ、そこまでしかできないんだ。逆に高くついちゃうな。」ということがありました。
大きいところで言うと、キッチンです。私は寸法にこだわりたくて、機能的なものはシステムキッチンと同じレベルで良かったんですけど、「キッチンの自由設計=高級路線」になっちゃって。今は違うかもしれないですけど、当時は自分の好きに作れるところが探しきれなかったですね。実際に設計をしていただいたときに90センチ寸法というか、そういう枠に収められる、誘導されるような感じがあって。変なこだわりなんですけど、「このサイズ感にしたい」っていうところにズレが出るのが好きじゃなくて…些細なことではありますが。

あとはテラジマさんで建てられたおうちの見学会で、ただ見るだけじゃなく住んでいる方とお話ができて色々聞けたっていうのが、一番印象に残っています。すごく細かいところまでこだわっているおうちで、隅々までこんなに細かくできるんだっていう衝撃を受けて。やっぱり生の声ってすごいですね。家づくりを考えている中でなかなか自分で消化しきれない部分も、そこで質問してお話聞かせていただいて、すごく刺激を受けました。

Q.家づくり中のことを教えてください

その見学会のおうちで、お皿のサイズに合わせて引き出しをつくっているのを見たのもあって、私も手持ちのものに合うように結構うるさくお願いしちゃったかもしれないです。(笑)
色々と設計していく中で、実際に住んだら何をどうやって置くかなっていうのをイメージするようにしていました。なんとなく住み始めてからあれ置こうって考えて、あれ、違ったなとなるのが嫌だったので。例えばキッチンは背面収納の扉の中に家電を全部入れるようにしていたり、冷蔵庫はパントリー代わりにする分と合わせて2台置けるように計画したり。その冷蔵庫は夫のお酒置場にもなっていて、喧嘩しなくて済んでます。(笑)

中庭を望むスタディスペース。集中できる個室でありながら、閉塞感はありません。

ご主人の寝室に隣接した書斎。おこもり感のある、大人のための秘密基地です。

2階のワークスペース。ゆとりをもたせたことで、フレキシブルに活用できているそう。

住み始めて5年。子供の成長に合わせてフレキシブルに。

Q.新居での暮らしはいかがですか?

夫はあまりこだわりがない人なので、書斎とベッドがあればいいよみたいな感じだったんですけど(笑) 書斎を気に入っているみたいです。北側でどうしても天井が低くなっちゃうから、床を下げてみたらどうですかと設計士さんに提案いただいて、それがドンピシャでしたね。遊びに来た友人も「ここいいね」って言ってくれます。ちょっと秘密基地みたいな、こもれる感じになっているんですよね。

スタディスペースってオープンな場所にあることが多いと思うんですが、それだと本もあまり置けないし、結局ワゴンを使ったりでごちゃごちゃすると聞いていたので、キッチン横に個室で作りました。これも正解でしたね。コロナ禍で子供がオンライン授業になった時には完全な個室としても使えましたし、扉を開けていればちょっと覗いて見てあげることもできます。勉強する場所はいろいろあると良いというのを本で見て、スタディスペースだけじゃなくリビングやダイニングでやってもいいし、いずれ自分の部屋でやるようになっても、ちょっと親やきょうだいと一緒にやりたいってときにいいかなと思い、2階の廊下にワークスペースもつくりました。今のところまだそこで勉強するってことはないんですけど、すごく日が入る場所なのでマットを敷いてピクニックごっこをしていたりとか、サンルーム代わりにもなって布団を干したりも。今は子供たちの図工の作品を飾って、展示棚になっていますね。

リビングでは子供たちが踊ったり体操教室ごっこをしたりするんですけど、壁にテレビ、真ん中にソファを置いてしまうとそのスペースがとれないので、とりあえずテレビを2階に置くことになったんですが、それがそのまま定着しました。リビングにテレビがあると吹抜けで音が響いてしまうので、上の子のオンライン授業中は下の子がテレビを見れなくなっていたと思いますし、わざわざ2階に出向く必要があるのでだらだら見続けることもなくなって、思わぬメリットがありました。これは設計の段階では想像していなかったことでしたね。

奥様のお話に出てきた、中庭のゾーニングをしている壁。この壁によって、パブリックに過ごすところと、プライベートに使うところを分けることができています。

Q.2つの中庭が特徴的ですが、中庭のある家はいかがですか?

北側はあまり建物を高く建てられない地域ですし、京都とかのイメージで北側のお庭への憧れもありました。安定した光が入るので、暑い時期は南を閉めても北を開けておけば明るいですしね。でも南の、眩しいくらいのあの日差しも好きなので、やっぱり南も外せないなと。(笑) 手入れが大変かもしれないとは思いましたけど、北と南の両方に庭をつくりました。

コロナ禍で学校が3か月休みになったときは、結構暑い年だったので5月くらいからプールを出して、毎日遊んでいましたね。スライダーみたいな大きいのを置いて。お庭バーベキューも何回かやりましたし、そこまで準備しなくても、マクドナルドを買ってきて公園でピクニックする感覚でお庭で食べてみたり。周りが囲われているので、視線を気にしなくていいのが良いですね。夫も時々、お酒を飲んだり本を読んでたりしています。

シンボルツリーは義理の母がすすめてくれた桂の木です。葉っぱがハートの形で、色も綺麗なんです。落葉樹なので手入れは大変ですけど、夏は結構うっそうとするので、その木陰でプールができて良いですよ。
南側の庭にはスペースを区切るように壁があるんですが、最初「この壁は圧迫感があるんじゃないか?」と不安だったんですけど、実際に住んでみてゾーニングって大事なんだなと思いました。壁があることによってその奥のスペースにはリビングからも視線が届かないので、洗濯物を干したり子供たちの植木を置いたりしています。田舎で育ったので、区切りのない広いお庭の方が走り回れていいってイメージだったんですけど、こういう使い方は都会だからこそかなと思いますね。

Q.これから家づくりをされる方へ、満足のいく家づくりのためのアドバイスを教えてください

子供がいるとその成長によって生活スタイルが変わっていくので、それに対応できるよう色々と見越しておくのが大事かなと思います。余白というか、ここはこうと決めつけるよりは色んなことに使えるように想定して、暮らしを考えるのが良いのかなと。なかなか難しいところではあるかもしれないですけど…
あと今はInstagramでおうちをご紹介されている方がいっぱいいますから、事前にそういったもので情報を集めてから、メーカーの営業さんとお話するといいかもしれませんね。言われるがままになってしまうよりは、自分の中でイメージをしっかり持ってからの方が。皆さんもう十分にされてるんだろうなとは思いますが(笑)、例えばまだ先の計画だとしても、建てる予定があるのなら、ちょっとずつでも蓄積していけると良いのかなと思います。

特にお気に入りの場所を
教えてください

キッチン
「機能的なのはもちろんですが、ここに立つと全部見渡せるところがすごく好きです。子供が遊んでるのも見守れるし、吹抜けが気持ち良いし、お庭も見える。楽しく家事ができる場所ですね。」と奥様。
カウンターはフルフラットのため十分な作業スペースがあり、お子様と一緒にお料理やお菓子作りを楽しまれています。

中庭
お子様たちの外遊びに大活躍。季節のいいときには、庭に出て椅子に座っているだけでも気持ちよく過ごせるのだそう。

リビングダイニング
ご家族みんなのお気に入り。「吹抜けが気持ちよくて、リビングに置いたピアノの音がよく響くんです。」と奥様。

ファミリークローゼット
マンション住まいの頃からの生活スタイルに合わせ、家族全員分の衣類を収納できるよう、かなりの大容量としました。キッチンの裏にあり、またゆとりのある設計としていたため、パントリーとしての役割も果たし、ストック品も置けるだけのスペースがあります。

担当スタッフ紹介

原 正一

原 正一

竹沢 孝浩

竹沢 孝浩

担当:竹沢より

2つの庭に挟まれ、天井が吹抜けた開放的なLDKが特徴のお宅でした。
このような恵まれた条件で設計が出来るのは、非常にありがたい事です。
キッチンへの奥様のこだわりは全て盛り込むことが出来ていたのか?という点が心配ではありましたが、コメントを拝見して少し安心致しました。

書斎の作り方や、スタディスペースのカウンターデスクの作り方等何度も打合せを重ねさせて頂き、より良いご提案が出来ていたら嬉しい限りです。
本当にひとつひとつ、お客様にあったご提案が出来るのがテラジマアーキテクツで家を作る良さだと思います。

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