「光と風」都市の家づくりなら TERAJIMA ARCHITECTS

自然を取り込む都市の家

都心に程近い住宅街の、坂道の途中に建つ邸宅。青空や緑を楽しめ、かつプライバシーの守られた住空間を、というテーマでデザインしました。建物の周囲には壁を立てて視線をさえぎりつつ、開口から庭や隣地境界の緑、青空を取り込み、開放感のある住空間に仕上げています。また、ひとつひとつの素材の選定や細かな部分の仕上げにこだわり、空間ごとに個性のある、かつ上質な雰囲気にまとめました。家族が安心して心地よく暮らせる、都市の豊かな住まいです。

竣工
2018年8月
場所
東京都世田谷区
敷地面積
214.03㎡(64.74 坪)
延床面積
187.42㎡(56.69 坪)
基本性能
木造(耐震構法SE構法)・外張り断熱・2階建て

来客を迎えるアプローチ

敷地奥の玄関に至る、緑豊かなアプローチ。通常より長めのアプローチは、玄関が通りから目視できないという安全性と来客時の演出を兼ねています。門扉は建物の外観と調和するようにデザインしました。

LDKにつながる玄関ホール

シンプルな空間に天井のライン照明やガラスの造作建具がさりげなく個性を演出しています。ガラス戸の向こうから射す光が、この先へつながる空間への期待感を高めます。

吹き抜けのある大空間リビング

大きな吹き抜けを持つ、広々とした一階リビングダイニング。高窓からは青空が、目線の高さには庭の緑をのぞむことができる、開放的な空間です。無垢のフローリングの質感や板張りの天井など、温かみのある素材を用いて心地よく過ごせるよう仕上げました。

シンボルツリーをのぞむダイニング

右手のフィックス窓から、庭のシンボルツリーであるオリーブの木をのぞむことができます。庭は壁に囲まれているため、窓にカーテンは不要。開放的な空間で、家族の団欒を楽しめます。

ブランコのある庭

リビングに隣接した庭には、縁側のようなウッドデッキとブランコがあり、お子様を安心して遊ばせることができます。美観と目隠しを兼ねた植栽を壁に沿って植えています。

キッチンに隣接するウッドデッキ

キッチン横の扉から、広々としたウッドデッキに出ることができます。ベンチを造作し、家具を置かなくても気軽にくつろげる場所となるようにしました。大勢が集まってもゆったり過ごせる広さです。

青空を取り込む大開口バスルーム

2階のバスルームには大きな開口!入浴しながらさえぎるもののない大きな空を楽しめます。目隠しのルーバーは隣家が隠れる高さに設定。外からの目線が届かないよう配慮しながら、開放感を損なわないよう工夫しています。

シックな洗面室

バスルームとトーンを合わせ、シックにまとめた洗面室。間接照明がラグジュアリーな雰囲気をいっそう高めます。ワンボウルですが広いワークトップがあり、家族が並んで身支度できます。

プライベートな時間を楽しめる書斎

斜線制限のため天井が低くなってしまうデッドスペースを生かし、篭りたくなるような小さな書斎をつくりました。隣地境界の緑が開口いっぱいに広がり、小さなスペースながら閉塞感はありません。アクセントクロスが空間に奥行き感をもたらしています。

和モダンのお手洗い

櫛引仕上げの塗り壁や木の造作家具が、和モダンのやさしい雰囲気を感じさせ、ほっとくつろげる空間に。ミラーや洗面ボウルにも、まるくやさしいフォルムのものを採用して雰囲気を合わせました。

loading