「光と風」都市の家づくりなら TERAJIMA ARCHITECTS

大きなプライベートテラスと光井戸が光を導く家

家の北側に光が届きにくくなりがちな、南北に長い形状の敷地。この計画地の場合、光を取り込む為に中庭を設けると各居室が分断されてしまう上、南面に接する道路からのプライバシーの確保が難しくなってしまうという課題がありました。そこで、南面に壁とルーバーで囲われたプライベートテラスを配置し、光井戸を通じて北側にも光が入るよう計画。エントランスには前庭や光井戸から光が落ち「他とは違う住まいだ」と特別感のある空間を演出しています。大きな吹抜けを持つLDKとテラスはひと続きとすることで、更に大きな広がりを感じさせます。光井戸の外壁面をガラスの壁とし、反射光によって柔らかな光が家全体に行きわたるよう工夫しました。プライバシーを守りながら開放感を感じられる住まいです。

竣工
2016年3月
場所
東京都目黒区
敷地面積
149.92 ㎡(45.35 坪)
延床面積
197.60 ㎡(59.8坪)
基本性能
木造(耐震構法SE構法)・外張り断熱・2階建て

緩やかに繋がる大空間

2階LDKはひと続きの空間。そして、その先に広がる大きなバルコニーと繋がり、室内の空間とは思えないほどの開放感を感じさせます。階段室とLDKの間にはガラスの建具を、またリビングとダイニングの間にはスキップを設けることで、各空間は役割によって緩やかに隔てられ、そして繋がっています。ダイニング上部にはお子様のピアノ練習スペース。リビングで寛ぐご家族の気配を感じながら、練習に励むことができます。

光井戸に面したキッチン

ご主人お気に入りの、キッチンのカウンタースペース。夜、ライトアップされたシンボルツリーや抜けの良いリビングの空間、その先の美しいバルコニーを眺めながら、カウンターに軽く腰掛けてお酒を愉しんでいらっしゃるそうです。囲まれた光井戸はプライバシーの守られた空間。これだけ大きな開口でも、カーテンを設ける必要がありません。

ルーバーに囲まれたバルコニー

バルコニーは壁とルーバーに囲まれており、周囲を気にすることなく家族の憩いの空間として活用することができます。

光溢れる階段ホール

光井戸に面した階段ホール。段板の間から落ちた光は、地下の玄関ホールまでしっかり届きます。

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