「光と風」都市の家づくりなら TERAJIMA ARCHITECTS

通り土間のある家

敷地は閑静な住宅街の旗竿地。周囲を住宅に囲まれた環境です。

玄関を入ると広がる奥行きのある土間が、この邸宅の最大の特徴。旗竿地ゆえに入口はどうしてもコンパクトになりますが、扉の向こうに広々とした土間空間が広がることで、この邸宅をより豊かな空間に感じさせてくれます。
二階には坪庭やバルコニーからの光にあふれた大空間のリビング・ダイニング。キッチンを中心に家事空間はコンパクトに集約した使い勝手の良い間取りとしました。

床にはオーク材を主に使用。飽きの来ない、明るくナチュラルな雰囲気のインテリアに仕上げました。

竣工
2021年10月
場所
東京都武蔵野市
敷地面積
144.43㎡(43.69坪)
延床面積
146.74㎡(44.39坪)
基本性能
木造(耐震構法SE構法)・外張り断熱

ルーバーをあしらった外観デザイン

旗竿地の竿部分が駐車スペース、奥が建物という配置。建物の二階部分にルーバーをあしらい、道路から少し奥まっていても存在感を感じられるデザインとしました。
アプローチのオリーブの木とも相性のよい、少しグレーがかった木を使用しました。

通り土間の広々とした玄関

敷地中央の坪庭部分まで伸びる通り土間。
1階には寝室や子ども部屋があり、それらを繋ぐ廊下と階段ホールの役割を兼ねた大空間です。
石張りの壁の裏手にはウォークインクローゼット、廊下に沿って大型の壁面収納を備えています。

坪庭、地窓から光を取り込み、抜けのある心地よい空間です。

吹き抜けのある大空間リビング・ダイニング

2階のリビング・ダイニング・キッチンは、ひと続きの大空間。坪庭とバルコニーに面した二面開口の明るく心地よい空間です。ダイニング上部には小屋裏収納があります。


サブウェイタイルを使ったキッチン空間

人気の白のサブウェイタイルは清潔感があり、キッチンに適した素材です。キッチン背面やコンロ横だけでなく、キッチン前の収納やカウンター部分も含めた空間全体の壁に用いることで、キッチンがよりゆったりと感じられ、LDKの中で存在感のある空間になりました。
ペニンシュラキッチンにはフローリングに合わせた優しい木の面材を使用。ナチュラルなインテリアを、黒の天板とライティングレールが引き締めています。

ルーバーに囲まれたバルコニー

外観のポイントとなっているルーバーは、バルコニーの目隠しとしての役割も担っています。
リビングに隣接したバルコニーは、リビングに広がりをもたらし、室内全体に光と風を届けます。

リビング・ダイニングの間にあるワークスペース

階段ホール横の余白を活かしたワークスペースは、奥さまの仕事場所として計画しました。
コンパクトなスペースですが、天井高があり視線の抜けも良く、快適に作業ができます。

吹き抜け上のロフト

天井高を抑えたダイニングの上部にはロフトを作りました。
収納やプレイルームなど様々な用途に活用できます。

コンパクトな家事動線

キッチンの隣に浴室・洗面室・洗濯家事室を直列に並べ、家事のための移動を極力少なくなるよう計画しました。洗面室は来客が使用することも考慮しタイルを使って華やかに仕上げ、家事室との間には引き戸を設けて目隠しを施しています。

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