「光と風」都市の家づくりなら TERAJIMA ARCHITECTS

緑とアートを愉しむ都心の平屋

都心の駅から徒歩圏内、賑やかな商店街から少し入った落ち着いた環境にあります。
ご希望は、大きな窓のある住まいを作りたいということ。三角形の敷地の一辺に沿うように、道路から見て斜めに建物を配置することで、近隣の建物や道路側からの干渉を避ける工夫をしました。そして、壁に囲まれた庭と庭に向かって大きく開く窓を設定。邸宅の中心であるリビング・ダイニングから、開放的な景色を楽しめるように計画しました。

ご夫婦お二人での生活ということで、個室は寝室とトレーニングルームの二部屋のみ。シンプルで使いやすい間取りとなっています。

竣工
2013年8月
場所
東京都世田谷区
敷地面積
165.3㎡(50 坪)
延床面積
89.44㎡(27.06 坪)
基本性能
木造(耐震構法SE構法)・外張り断熱・平屋

道路に対して斜めに配置された建物

三角形の敷地に建つ邸宅。道路に対して斜めに建物が配置されています。建物が敷地の西側、駐車スペースが東側の配置となっています。
奥の壁の向こうには、緑豊かな庭が広がっています。

1枚目の写真は2023年現在(築10年)、2枚目の写真は竣工直後の様子です。

明るく抜けの良い玄関ホール

高天井の開放的な玄関。リビング・ダイニングとの間はグレーの壁で隔てられています。玄関の突き当りには大きな姿見を貼って、奥行き感・抜け感を出しました。

大開口と高窓のある大空間LDK

東側に開く大きな窓の外には、壁で囲まれた庭の緑が広がります。東西それぞれに高窓(ハイサイドライト)があり、主な採光口となっています。高天井の大空間で、面積以上の広がり、開放感を感じることができる空間です。
床にはオーナー様がデザインしたアート作品が飾られています。

庭に開く大きな窓

リビングの壁一面に連なる東向きの大きな窓。夏には庭に茂った緑が日差しを柔らかく遮り、冬には植栽の葉が落ちて、室内の奥まで日差しが届くように計画しました。庭の景色は季節ごとの彩を愉しませてくれます。

リビングに面した三角形の庭

庭には塀に沿って植栽を植え、タイルを敷き詰めました。緑が外からの視線を柔らかく遮り、アウトサイドリビングとして活用できるように計画しています。
元々「水盤を設置したい」というオーナー様のご希望がありましたが、お手入れの手間がかかることから、水盤代わりに床の一部に光沢のあるタイルを使用。雨が降るときらきらと輝き、水盤に似た美しい景色を楽しむことができます。

生活感を出さないキッチン・収納

敷地奥側にはダイニングを配置。その奥にキッチンが隠れています。生活感の出やすい作業スペースや収納が目につかないよう工夫しています。

運動に集中できる小さなトレーニングルーム

トレーニング機器の設置を想定して計画した小さな空間には、壁の一面に赤いクロスを使用しています。トレーニング中に鮮やかな色でやる気を出したい、というオーナー様のご希望により選択したもの。遊び心のある空間となっています。

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