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建築実例・注文住宅/商業ビル他

愛犬と暮らすホテルライクなモダン住宅

ご夫婦とお子さま2人、愛犬が暮らす住まいです。
白を基調とした華やかなインテリアと、約3.5メートルの高天井が生み出す伸びやかな空間が特徴です。

オーナー様からのご要望により、光や風、緑とのつながりを取り込みながらも、外部からの視線や防犯性に配慮して計画しました。建物を閉じすぎるのではなく、開口部の位置や大きさ、ルーバー、植栽を組み合わせることで、開放感とプライバシーを両立したプランとなっています。

また、愛犬との暮らしを見据え、床には滑りにくく手入れのしやすいペット対応のタイルを採用。ペットゲートや緩やかな階段、ホームエレベーターなども取り入れ、ご家族が将来にわたって安心して暮らせるよう計画しています。

開放感とプライバシー、華やかなデザインと日々の使いやすさ。一つひとつの要素を丁寧に調整し、ご家族と愛犬の暮らしに寄り添う住まいに仕上げました。

竣工
2026年5月
場所
東京都国分寺市
敷地面積
158.31㎡(47.8坪)
延床面積
165.21㎡(49.9坪)
基本性能
木造(耐震構法SE構法)・外張り断熱・2階建て

ルーバーが印象的な落ち着いた印象の外観

外観は、落ち着いたグレーを基調に、縦ルーバーをアクセントとして取り入れています。
視線や防犯に配慮して開口部を計画しながら、必要な場所には光と風を取り込めるよう調整。閉じすぎず、開きすぎない、安心感と軽やかさを両立した佇まいです。

素材の表情を楽しむアプローチ

防犯性に配慮しながらも、外まわりを閉じすぎず、外観の開放感を損なわない構成としています。
壁と床はタイルで端正に仕上げ、天井には板張りを採用。異なる素材を組み合わせることで、住まいへ向かう動線に奥行きとあたたかみを添えました。

アートが迎える、開放的な玄関ホール

階段ホールを兼ねた玄関は、白を基調としたミニマルなデザインに、大理石調の大判タイルを組み合わせたホテルライクな空間です。

正面には、各室への扉や生活空間が直接見えないよう壁を設け、アートを飾る印象的なアイキャッチに。スケルトン階段から届く光と間接照明が、窓のない玄関にも明るさと奥行きをもたらします。
シューズインクローゼットに代わり、壁面にはご家族の持ち物を収められる大容量の収納を確保。床タイルと呼応する光沢のある扉で、収納の存在感を抑えながら、華やかで統一感のある空間に仕上げました。

ピアノを中心に据えた、華やかな高天井のLDK

この邸宅の中心となるリビング・ダイニングは、グランドピアノが映える、明るく華やかな空間として計画しました。

約3.5メートルの高天井と、白を基調とした壁・天井が縦方向への広がりを生み、バルコニーとのつながりによって室内にさらなる開放感をもたらします。

白一色で単調な印象にならないよう、間接照明による陰影や素材の切り替えを取り入れました。シンメトリーに整えたリビングの壁面にはエコカラットを採用し、硬質になりすぎない穏やかな素材感をプラス。その前にグランドピアノを配置し、空間全体の印象を引き締めています。

家具のように整えた自由設計のキッチン

細かな要望に柔軟に対応できる自由度を重視し、キッチンにはリビングプロダクトを採用しました。既存の機器を再利用しながら、棚の高さや幅まで数センチ単位で検討し、暮らし方に合わせて細部をつくり込んでいます。

キッチン本体やバックセットだけでなく、側板や窓まわりまで一体の家具として見えるように設計。通常はカウンターの延長で納める部分にも側板を設け、上下左右を囲うことで、造作家具のような端正な佇まいに仕上げました。

収納の一部に組み込むように設けた窓からは、自然光と風を取り込めます。キッチンの裏側には、長さと収納量を十分に確保したパントリーを設け、表側の美しい見え方と日々の使いやすさを両立しています。

神棚を美しく納めた大容量パントリー

食器や調理器具、食品など、キッチンまわりの持ち物を十分に収められるよう、棚の高さや間隔まで細かく調整したパントリーです。回遊式にはせず、一方向から出入りする構成とすることで、収納量をしっかり確保しました。

以前の住まいから受け継いだ神棚のために、寸法を合わせた専用のスペースも計画。閉じた収納の奥ではなく、風通しがあり、人の行き来を感じられる場所に設けています。

人にも愛犬にもやさしい階段とエレベーター

階段の隣にはホームエレベーターを設け、日々の上下階の移動や、重い荷物の持ち運びに配慮しました。
階段は段数を一段増やして勾配を緩やかにし、昇降時の身体的な負担を軽減。エレベーターが通じていない小屋裏へ荷物を運ぶ際にも、無理なく使えるよう計画しています。
愛犬の転落を防ぐペットゲートは、後付けの設備に見えないよう、階段のデザインに合わせて建築計画の段階から組み込みました。

リビングとつながる緑豊かなバルコニー

バルコニーは室内の延長として、食事やお茶、人との時間を楽しめる場所として計画しました。

周囲からの視線を遮るために壁を高くするのではなく、豊かな植栽を取り入れることでプライバシーを確保。壁や手すりの高さは、現場で実物大の確認を重ねながら、開放感を損なわないバランスを探りました。

建築と植栽を一体で考えることで、緑に囲まれながら、外の気配も心地よく感じられる落ち着いた屋外空間に仕上げています。

大判タイルで仕上げた、ホテルライクな水回り

家族用と来客用で役割を分けた水回りのうち、来客も使用する洗面室とトイレは、特に華やかな空間として計画しました。

床だけでなく壁面にも大理石調の大判タイルを用い、空間全体を包み込むように仕上げることで、統一感のあるホテルライクな印象に。白でまとめた洗面台には、きらめきのあるカウンター天板を組み合わせ、素材の美しさが際立つミニマルなデザインとしています。
洗面台の奥には、椅子を組み込んだメイクスペースを設け、洗顔から身支度までを一つの空間で完結できるようにしました。

設備や構造によって生じる上部の下がり部分は、収納家具のように見えるデザインで違和感なく処理。トイレ内部まで同じタイルで仕上げ、洗面室から続く上質な世界観を保っています。

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