東京都世田谷区T様邸/2021年2月竣工
家族構成:ご夫婦、お子さま3人
緑豊かな環境に佇む、洗練されたデザインと快適な性能を両立したT様邸。成長期のお子さま3人の個室を確保しながら、家族の遊び心が詰まった多目的な地下スペース、そして家族が自然と集まる日当たりの良いリビングがあります。
家づくりそのものを楽しみながら、理想の住まいを丁寧に形にされたT様に、当時の思い出と現在の暮らしについて、たっぷりとお話を伺いました。
都内のマンションで長く暮らされてきたT様ご一家。3人のお子さまが成長し、それぞれの個室が必要になったことをきっかけに、住まい探しを始められました。
「このエリアには20年ほど住んでいて、自然が多く利便性も高いところが気に入っています。散歩がてら土地を探していて、この場所を見つけたんです。緑が多くて静かですし、駅が近いので子供の通学にも安心。見つけた時は『もうここだね!』と即決でした。」
建築会社を検討する際、T様が何よりも大切にされたのは、「自由度の高さ」と「安心して任せられる信頼感」でした。既存の選択肢の中から選ぶ家づくりではなく、自分たちらしい暮らしをひとつひとつ丁寧に形にできる会社を探されていました。
「雑誌モダンリビングでテラジマアーキテクツを知り、ひと目で素敵だなと思いました。ホームページを見てみると、施工事例が豊富で、工務店として創業された歴史があるところも、安心感に繋がりました。ご相談に伺ってみると私たちの希望をしっかりと聞いてくださり、途中でガラッと意見を変えることがあっても、いつも柔軟に、誠実に受け止めてくださいました。」
テラジマアーキテクツでは、設計期間中の半年ほど、2週に1回のペースで打ち合せを重ねていきます。T様は、そのプロセスを「とても楽しかった」と振り返ります。
「毎回『次はどんな提案をしてくれるのだろう』とワクワクしていました。設計の伊澤さんが『奥様は多分これが好きだと思います』と言って出してくれたものが、本当に『これです!ぴったりです!』という感じで。私たちの好みをしっかりと理解してくださっていました。キッチンの板張り天井も、私は当初、木とクロスの部分を逆で想像していたのですが、『こっちの方が面白いですよ』と提案していただいて。これも本当にドンピシャで、伊澤さんに提案していただけて良かったなと思っています。」
T様邸の魅力のひとつが、お子さまがボルダリングなどの運動や遊びに使えるよう備えた、多目的な地下スペースです。
「地下室は防音効果もあるので、子供たちがゲームをしても音が気にならず、お友達と集まれる場所として大活躍しています。こうした自由な遊び場があることで、子供たちは思い切り楽しめますし、家族もストレスなく過ごせます。子供だけでなく、主人も体を鍛えたりテニスの素振りをしたりと、色んな使い方ができるので家族お気に入りの場所になっています。」
インタビューに伺ったのは、ご入居から5年の定期点検の日。お住まいになってからの暮らしの変化についても、お聞かせいただきました。
「私は花粉症なのですが、全館空調のおかげで家の中では快適に過ごせています。リビングは借景がとても綺麗なので、緑を眺めながらソファに寝転がる時間も好きですね。」とご主人。日当たりが良く広々としたリビングダイニングは、ご家族が集まる場所としてT様が最も重視された空間です。
「キッチンが3階なので、エレベーターを設置して本当に良かったです。リネアタラーラさんに制作していただいたキッチンや水回りは、収納も機能も充実していて使いやすく、日々の暮らしでとても助かります。ガス乾燥機の乾太くんは、採用して良かったものナンバースリーに入るほど必需品ですね。」と笑う奥様。
そんな奥様は当初、マンションから戸建てへの暮らしの変化に不安もあったといいます。
「ずっとマンション暮らしだったので、ゴミ出しや外のお手入れなど、『ちゃんと目が行き届くかな』と心配もありました。でも実際に暮らしてみると、戸建てならではの良さを感じています。一番は、音に関して子供たちに注意しなくて良くなったこと。マンションではどうしても周囲に気を遣っていましたので、今は子供たちがのびのびと過ごしてくれていることが何より嬉しいですね。」
最後に、これから家づくりをされる方へのアドバイスを伺いました。
「家族の中で何を一番大切にしたいか、すり合わせをすることでしょうか。優先順位をしっかりと話し合って、大切にしたい部分から決めていくと良いと思います。私たちは家族が集まるリビングダイニングを快適な空間にすることを最優先にして、大満足の住まいになりました。これから建てる方も、ぜひご家族でたくさん話し合って、満足のいく家づくりをしていただきたいなと思います。」
コンサルタント:原 正一
設計:伊澤 杉人
施工管理:川島 孝雄
初めて敷地を見たときに、T様が土地を決めた理由と可能性を理解し、設計する立場としても「期待感」がこみ上げてきたことを思い出します。
「石の中にある彫像を発見するのが彫刻家の仕事」とはミケランジェロの言葉として伝わっていますが、家の設計についても個人的には同じ印象を持っています。土地が持つ様々な特性と、お施主様ご家族の好みや生活スタイルといった諸条件を丁寧に読み込み、なるべく素直に、また雑味を取り除きつつ、間取りや形、素材といった建築に変換していくことが住宅設計の要点の1つかなと。
そういう意味から今回、T様からいただいたお言葉はとても嬉しく、感慨深いものがあります。
T様には私からの問いかけや提案に、常に明瞭な言葉でご対応いただいたおかげで、手応えを感じながら設計に取り組むことが出来たのだと感じています。
改めてT様の住宅に携わらせていただいたことに感謝いたします、ありがとうございました。
引渡からもう5年ですが、まだ5年でもあります。引き続き、お付き合いのほど宜しくお願い致します。