「光と風」都市の家づくりなら TERAJIMA ARCHITECTS

お客様の声

自由設計で叶えた、こだわりのデザインと住みやすさ

神奈川県横浜市K様/2022年9月竣工
家族構成:ご夫婦・お子様3人

K様邸は中庭を中心とした回廊型の邸宅。リビング・ダイニングには、中庭とバルコニーに向けた大きな開口部があり、抜群の開放感が広がります。
設計担当が「ここまで勉強熱心な方はなかなかいない」と太鼓判を押すほど、こだわりをもって家づくりに取り組まれたK様。祖父母から受け継いだ家を建て替え、新居の完成とともに新しい家族も迎えられました。今回はその家づくりのエピソードをご紹介します。(写真は竣工当時のもの)

開放的な2階LDK

以前の住まいは祖父母の代から受け継いだ家で、築40年を超えた古いものでした。間取りも昔ながらで、子どもとの暮らしをもっと便利にしたいと思っても、市販の生活雑貨が取り付けられないほど設備が古く、不便を感じていました。キッチンは水漏れが始まるなどいよいよ限界を感じ、家族で快適に暮らすために、思い切って建て替えを決めました。

きっかけは家づくりブログ
安心感が決め手になりました

家づくりを始めるにあたり、私たちには「自由設計」と「デザイン性の高さ」という譲れない条件がありました。大手ハウスメーカーは自由と言っても規格に縛られた部分が多い印象があり、柔軟に対応できる設計会社を探しました。

家づくりブログを参考に見ていた時、好みのデザインのお宅があり、それを建てたのがテラジマアーキテクツだったんです。会社探しから、家づくりを進めていく様子、建築後の暮らし…読み込んでいくうちに、自分も一緒に建てているような気分になってしまって。「家を建てるならテラジマアーキテクツさんじゃないと嫌だ」という気持ちになっていました。

中庭やテラスに向けた大開口。
テラスとフラットにつながる仕上げにもこだわっていたそう。

とは言え大きな買い物ですので、他にも数社見てみました。展示場に行きプランを出してもらいましたが、好みの外壁に出来なかったり、大きな窓がつくれなかったりと、やはりハウスメーカーでは私たちの希望は実現できませんでした。
そんな中で1社、間取りやデザインが好みに近い設計事務所があったんです。ですがそこは自社で施工をやっていなかった。下請けに出すことで価格を下げているのだと思いますが、実際に工事をするのがどの会社になるかわからないのは怖いと思いましたね。

テラジマアーキテクツのオフィスに初めて伺った時、まずはそのおしゃれな雰囲気に圧倒されたのですが、コンサルタントの原さんのお話を聞き、「なんて質実剛健な会社だろう」と思いました。性能面、特に断熱について丁寧に説明してくださり、自社設計施工でしっかりつくるので工事は時間がかかるとおっしゃっていて、私たちは施工の安心感も重要だと考えていたので、とても共感できました。
その後、私たちの希望を叶えつつ土地条件を活かした間取りをご提案いただきました。デザインの素晴らしさに加え、SE構法採用、高気密高断熱、自社施工。「きっとこの会社ならいい家が建つ」という安心感をもって、テラジマアーキテクツさんにお願いすることを決めました。

家づくりの愛読書。インテリアやデザインのイメージを膨らませていたそう。

家づくりは決断の連続
チーム力で迎えられた引き渡し

デザインを決める際には、家づくりブログ、Instagram、雑誌と幅広く情報収集しました。色々と調べすぎて、オタクみたいになっていました(笑)特に影響を受けたのは、テラジマアーキテクツで建てられた方のブログと、モデルの滝沢眞規子さんのご自宅です。

滝沢眞規子さんが導入されていた、ドイツ製キッチンメーカーのブルトハウプのショールームに行ったことが一番の思い出です。グレードを下げるなどしてどうにか真似をしたかったのですが…予算オーバーで導入は諦めました。同行していただいた伊澤さんには申し訳なかったですが、もし行っていなかったら検討すれば良かったと後悔していたと思います。実現は出来なくても、素晴らしいものを見て検討できたのは良い経験でした。

家づくりは決断の連続で、何かを選べば他の選択肢を捨てることになりますから、それが辛かったですね。一度決めた後も「他にもっと良い選択肢があったかも」と調べてしまい、後悔することもありました。夜中に検索するのはおすすめしません(笑)
「あれで良かったかな」と急に不安になり、伊澤さんに「もう変更できないですか?」とメールしてしまうこともありました。その度に何が心配なのかちゃんと話を聞いてくれて、もう変更できないことは解決法を考えてくれました。気持ちに寄り添ってくださることが嬉しかったです。

伊澤さんや施工管理の川島さんと職人さんたちの関係性も、とても印象に残っています。現場でのやりとりを見ていると阿吽の呼吸というか、本当に密に連携を取られていて、ひとつのチームとなって家づくりをされていると感じました。近くで仮住まいをしていたので、現場をよく通りかかりましたが、度々川島さんの姿をお見かけしました。監督さんがしっかりと見てくれているのが有難く、とても安心できました。

そして一番感謝しているのが、引き渡しを出産に間に合わせてくださったことです。家づくり中に3人目の妊娠がわかり、産まれてからでは引っ越しが大変なので、どうにかその前に引き渡そうと尽力してくださいました。後半はかなり慌ただしく私自身も息切れ状態でしたが、無事に引き渡しを受け、引っ越しの4日後に出産。皆さん本当に頑張ってくださって、有難かったです。

家の中心にあるシンボルツリー。玄関やリビングなどから、その美しい緑を望むことができます。

理想の暮らしができる住まい
家づくりの楽しみは続いています

住み心地は、大満足です。特に冬場に断熱性の高さを感じていて、旧宅では暖房器具を一日中使っていましたが、新居では晴れた日なら床暖房だけでエアコンを付けずに過ごせます。朝方急に冷え込んでも室温はそこまで下がらず、外気温に影響されにくい魔法瓶のような効果を実感しています。

リビングのカウチソファで脚を伸ばした時にちょうど目線の先、吹き抜け窓から桜の木がひとつ見えます。旧宅では2階のベランダからでないと見えなかったので、新居は生活しながら桜が見えるよう設計していただきました。引き渡しが秋でしたので引っ越し直後には実感がなかったのですが、段々蕾となり最初の春を迎えて咲いた時、感動しました。リビングの吹き抜け窓だけでなく、毎日何度も通る2階・3階廊下からも同じ桜の木を見上げることができます。他にも住んでみてから設計者の工夫、気遣いに気づくことがあり、その度に、よく考えられているな、と実感しています。

大きなプールも出せる広々としたテラス。

テラスは高い壁に囲まれているので、屋外でありながら人目を気にせずまるで室内のように過ごすことができます。夏にはプール遊びをして、バーベキューグリルでピザを焼き、水着のまま食べています。
子どもたちも新しい家が嬉しいようで、楽しそうな様子を見ていると「家を建てて良かったな」と思いますね。
書斎として設計した部屋は、今は子どもたちのプレイルームとして活躍しています。エレベーターや階段のすぐそばにあるので、学校や習い事の道具を置いておけば出かける時にスムーズですし、散らかってもリビングから見えないのが助かります。目が届きつつ適度に距離があるので、お友達が来た際に子どもたちはプレイルームで遊び、大人はダイニングでお茶をするという空間分けも出来ます。設計時には想像していなかった使い方ですが、これからも色々な使い道がありそうです。

引っ越しとともに子育てで忙しくなり、設計時に考えていたものの手を付けられていない計画がいくつもあって、この家はまだまだ未完成なんです。旧宅から使っている家具や照明の買い替え、飾り棚に小物を置くことやハンモックの設置など、やりたいことがたくさんあります。今はプレイルームになっている書斎も、いつかは書斎として使いたいですね。
子どもが小さいうちは難しいですが、少しずつ手を加えていく楽しみがあると考えています。

家づくり成功の秘訣は・・・

私が参考にしていた家づくりブログで、「大丈夫!あなたの家はきっと素敵だ」「後悔ポイントではなく、家のいいところ、素敵なところに目を向けてください」というメッセージがありました。その言葉にとてもホッとしましたし、これから家を建てる方には、私からも同じことを伝えたいです。

家づくり成功のポイントは、信頼できるパートナーを見つけて、「任せる」と「こだわる」を使い分けることだと思います。
わからないことはプロにおまかせして、でも後悔したくないポイントについては自分でもなるべく調べてみる。自分にできることをしたのなら、あとは信頼できるプロを信じる。
私たちはご縁に恵まれ、テラジマアーキテクツさんに出会うことができ、安心して家づくりができました。ブログの体験談の中にはトラブルに見舞われた方もいらっしゃり、プロであっても安心して任せられないこともきっとあるのだろうと思います。
ですが、この記事を読んでいる皆さんはすでにテラジマアーキテクツさんと出会っていますから、もう大丈夫です。そのご縁をぜひ、信じてください。

特にお気に入りの場所を
教えてください

テラスのソファに腰かけ、リビングを眺める。何をするわけでもなく、ただゆっくりと過ごす時間が何とも言えない、とご主人。

滝沢眞規子さんのご自宅を参考にされたキッチン。面材の色味をコンロ側はグレージュ、アイランド側はブラックと変えたことがこだわり。グレージュはトレンドカラーでもあり、優しく柔らかい印象になります。

ガラス扉にこだわり、パナソニックのシステムバスを採用。家事動線をコンパクトにするため、浴室、洗面、ランドリールーム、ファミリークローゼットが一体となった空間。

Instagramを参考にデザインされた2階の洗面室。奥様の好みの雰囲気が詰め込まれている。

担当スタッフ紹介

コンサルタント:原 正一

コンサルタント:原 正一

設計:伊澤 杉人

設計:伊澤 杉人

施工管理:川島 孝雄

施工管理:川島 孝雄

設計担当:伊澤より

K様、嬉しいお言葉、ありがとうございます。

家づくりについて、設計担当はどれだけ時間をかけて設計をしても、それが自宅でない限り、その家には住めないんですよね。
竣工すれば業務としては一段落しますが、【設計の結果】としての住み心地が分かるのはお客様が住み始めて1~2年経過しないと分かりません。こうして感想を聞かせていただく場が、設計者にとってのいわば【答え合わせ】になるので、年甲斐もなくちょっと緊張する場面でもあります。
K様の場合は、住みたい家のことをよく考え、勉強されていたので、その分、設計に対する期待値も高かったと思います。設計側としてはその期待に負けない提案をしていかなければいけないので、打ち合わせはいつも真剣勝負だったことを記憶しています。
教えていただくことも多々有り、私もよい経験を積ませていただいた濃密な時間でした。

今回、感想を聞かせていただいて大きく安堵するのと同時に、今後のK様のお住まいの変化も愉しみになりました。
これからも皆様の期待に沿って、さらに上回っていけるよう精進したいと思います。

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