「光と風」都市の家づくりなら TERAJIMA ARCHITECTS

C U B E  H O U S E

都内の閑静な住宅街に建つ3階建て・耐震構法SE構法の住宅。角地であり周囲に高い建物が少ないため開放的な環境であるものの、建蔽率・容積率の制限が厳しさが課題でした。それでも広くゆったりとした家を建てたい、というご要望から、土地の建蔽率・容積率に対して最大限のボリュームを持たせたプランに、容積率から除外される収納スペースを追加するなどの工夫をして、可能な限りの広さを確保。さらに、建蔽率に含まれない中庭を取り囲む”ロの字型”の「CUBE HOUSE」とすることで、制限の中でも広さと開放感のある住まいを描き出しました。
邸宅の中心となる2階リビング・ダイニングは高天井とし、3階にある子ども室と吹き抜け越しにつながる大空間に。また、より多くの光を取り入れるために広めに確保した中庭から、豊かな自然光が降り注ぎます。建物に囲まれた中庭には外からの視線が届かないため、一日中カーテン不要の暮らしが叶います。
心地よさと安心感、ゆとりを実現した工夫満載の設計に加え、全館空調や太陽光発電など快適性や将来性に優れた機器を取り入れ、長く心地よく暮らすことのできる邸宅に仕上げました。

竣工
2019年12月
場所
東京都
敷地面積
169.28㎡(51.21 坪)
延床面積
212.43㎡(64.26 坪)
基本性能
木造(耐震構法SE構法)・外張り断熱・3階建て

バルコニーと中庭に面した高天井LDK

2階リビング・ダイニングは高天井の大空間。中庭とバルコニーに面しており開放的です。中庭は建物に囲まれており、バルコニーには目隠しを兼ねた手摺を設けたことで、それぞれ外部からの干渉を避けプライバシーを確保できるようになっています。高窓からは一日中自然光が入り、青空をのぞむことができます。

マットなグレーのペニンシュラキッチンとバックセット

無垢フローリングの温かみのあるLDKに、マットで無機質なグレーのキッチンがアクセントとなり、空間を引き締めています。ペニンシュラキッチンとバックセット、背面のカウンターを同色で統一し、シンプルにまとめました。吊戸棚の下には木の飾り棚を設け、インテリアを楽しめる余白を設けています。

愛犬とくつろぐナチュラルリビング

バルコニーに面したリビングは、室内外がつながり広がりを感じられるゆったりとした空間。引き戸により間仕切りが可能で、過ごし方に応じて形を変えることができます。バルコニーの柵にはすりガラスのものを採用。圧迫感を感じさせないさりげないデザインでありながら、目隠しの役割をしっかり果たしてくれます。

キッチン上のロフトスペース

吹き抜けに面したロフトは、キッズスペースとして活用しています。キッチンの真上に位置し、キッチンやリビングから吹き抜け越しに家族の声が届くため、孤立感はありません。天井の低さも、子どもにとっては秘密基地のように感じられる楽しい要素のひとつです。

趣味と仕事を楽しむご主人の書斎

壁に掛けられた楽器とずらりと並ぶ音楽機材、仕事のための幅広なPCモニターが目を引く書斎は、ご主人のための趣味兼仕事部屋。1階の中庭に面した小さな空間に作りました。中庭に面しているため閉塞感がなく、長時間の作業も快適です。

光あふれる玄関・階段ホール

玄関の扉を開けると目の前に中庭が広がります。玄関ホールは廊下と階段ホールを兼ね、寝室と浴室、2階LDKを繋ぐ空間。家族の暮らしの起点となる場所です。昼間にはまぶしいほどの光が射し、夜にはライトアップされたシンボルツリーをのぞむことができます。

住まいに光を導く大きな中庭

建物に囲まれた中庭は、室内により多くの光を届けるために広めに確保しました。建蔽率にカウントされない屋外の空間でありながら、リビングのように人目を気にせず寛ぐことができ、ひとつの部屋のように使うことができます。子供と遊ぶ時間や読書、朝食やお茶のひとときなど、日常的なできごとが特別な楽しみに変わり、豊かな家族の時間が生まれる場所です。

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