「光と風」都市の家づくりなら TERAJIMA ARCHITECTS

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2008.11.10

皆さんはもう忘年会のご予約等年末年始の準備は始められていますか?
土曜日に井上は忘年会の店、さらに年始に行われる建心会の総会の会場の下見のために六本木まで行ってきました。
実は東京に来て三年経ちますが、六本木はまだ二回目。
一回目は寺島に連れられて、ミッドタウン内のリッツカールトンに打ち合わせに行っただけで、今回は完全に一人。
地理感覚もなくて、歩きに歩いてへとへとになったんですが、最後に寄ったところがすごく素敵なところで疲れているのも忘れて大興奮してしまいました。

そこは東京ミッドタウンです。

実は設計の谷出にちょっとしたお使いを頼まれて行ったのですが、あんなに自分の好奇心のツボを射た場所とは知りませんでした。

けっこう人もいて賑わっていたので、どのテナントにも気軽に入れるのですが、ちょっといいなと思ったローテーブルが100万円、こんなベッド欲しいなと思ったら200万円…とそんな感じなので自分が買えるものと言ったらコーヒーカップぐらいで(とはいうもののカップ&ソーサーで25000円とかしてましたが…)、軽く場違いな感じがしましたが、それでもすごく楽しめました。

と同時にああいう空間を体感して、いいもの・高級なものを「見る」というのは大事なことだなと実感しました。
本当に価値のある高いものは、やはりどこか違う。その「どこか違う」を感じる時に自分の中の感覚が刺激されているのが分かるんですよね。一目見た時に何かを感じることを、かの柳宗理は「直観力」と言って、やはりその感覚をすごく大事にしていました。

古美術などの鑑定人はその審美眼を鍛えるために「本物」を見続けると言いますよね。
そうしていくことで自ずと偽物を見分けられるようになるそうです。
感覚やセンスというものは磨けば光るものですから、その努力は不断でなくてはなりません。常にアンテナを張り巡らしておくことが必要なんですね。怠っていた日々を反省しました。

これからは博物館などにも足繁く通ってみようかな、と思った東京ミッドタウン体験でした。

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ミッドタウン「ガレリア」内にて。一階から最上階までの吹き抜けを、貫いていた水のタワーのオブジェ。たくさんの人が見とれてました!

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