「光と風」都市の家づくりなら TERAJIMA ARCHITECTS

ガラスブロックとドライエリアが光を導く家(店舗併用住宅)

美容サロンを営むお施主様のための、職住一体型の住宅。分割可能な11帖の仕事部屋を地下1階に、プライベートスペースを1・2階に配しています。居心地の良い時間が過ごせることをテーマに、ドライエリアやバルコニーなどの半屋外的な緩衝領域を持たせることや、高い吹き抜けを設けることで開放感を得られる工夫をしています。特に来客を迎える地下1階の仕事部屋にはドライエリアを通じて光と風を取り入れ、地下であっても心地よく過ごすことができるように計画しました。

◆関連記事◆
・More Life Lab./建築家の視点「色・素材・位置を「揃える」ことの効果」

竣工
2014年11月
場所
東京都大田区
敷地面積
83.08 ㎡(25.13 坪)
延床面積
114.81 ㎡(34.7坪)
基本性能
木造(耐震構法SE構法)・外張り断熱・地上2階・地下1階建て

ガラスブロックが目を引く外観

グレーのシンプルな外観。目を引くのは、道路側の大きな開口部に使われているガラスブロックです。通りからの視線を遮りながら、光を採り入れるための工夫ですが、外観の意匠上のワンポイントにもなっています。

緻密にデザインされたエントランス

玄関を入るとすぐ、地下のサロンスペースへの階段と、1・2階の居住スペースへの動線が分かれており、互いが干渉し合うことがありません。全てが緻密にデザインされた、スタイリッシュな空間。ガラスブロック越しに柔らかい光が差し、来客を気持ちよく迎えます。

窓越しに光がそそぐキッチン

全面タイル張りの2階LDK。モノトーンを基調としたソリッドな印象の空間に、存在感のあるキッチンの木の質感がアクセントとなっています。

ハイサイドライトのあるリビング

ハイサイドライトからの光は終日遮られることなく室内に降り注ぎ、リビングをいつでも明るく照らします。室内にいても、見上げれば頭上に青空。開放感は抜群です。リビングの主役であるテレビ台は、この空間に合わせて造作しました。

大人のためのデザインバスルーム

大きな窓から日光が注ぐ、気持ちのいいサニタリールーム。シンプルでシックなタイル張りの浴室、インパクトのある木目が特徴の洗面台とトイレをコンパクトにまとめた、ホテルライクな空間です。

プライバシーの守られたバルコニー

隣家からの視線を遮るよう計算された高さのルーバーが、家族のプライバシーを守ります。奥に屋上への階段があります。

広々とした人工芝の屋上

バルコニーの階段を上ると、広々とした屋上。ご覧の通り近隣からの視線も全く気にならず、中庭のようにプライベートな屋外空間として自由にご活用いただけます。

来客用のトイレと洗面台

サロンの来客のために計画した、洗面台併設のトイレ。洗面台の壁にはモザイクタイルを敷き詰め、横長のミラーをかけてスタイリッシュに仕上げました。

地下に光を導くドライエリア

サロンがある地下室に自然光を届けるため、ドライエリアを設定しました。地下室であっても閉塞感のない、心地よく過ごせる空間に仕上がりました。

地下に設けたサロンの施術スペース

地下に設けたサロンの施術スペース。居住スペースと異なり深いブラウンのフローリングを採用したことで、温かみのある雰囲気になりました。ドライエリアからの光で、地下とは思えないほど明るい空間です。

loading