自立循環型住宅

2010年『SOWEデザインアワード』グランプリ受賞

■授賞式の様子

■SOWEデザインアワードについて

自立型循環住宅の考え方を使った建物の設計を行う設計事務所や工務店があつまり、より良い住まいについて勉強する集まりがあります。
自立型循環住宅のデザインを「SOWEデザイン(Sun & Wind Energy design)」と題し、2010年度設計協議会「SOWEデザインアワード」が開催されました。
設計実務者同士が意見を交換しあいながら作り上げた設計案が各社からエントリーされた中で、弊社はこの年のグランプリを受賞致しました。

■自立型デザイン住宅とは

夏に涼しく、冬暖かい「木の家」がいま、見直されています。
自立型デザイン住宅「SOWEデザイン」の家は、風や太陽の熱、光を、建物の設計の工夫でコントロールしながら、エアコンなどの機械設備に頼らなくても、四季を通して心地よく過ごせる住まいづくりを目指すものです。
たとえば、その地域に吹く風を容易に取り込めるように窓を配置したり、夏の日射は遮り、冬の光は室内の奥まで導く庇や軒の工夫、さらに冬の太陽熱を蓄えてゆっくり放射させる工夫などを行います。そして、こうして手に入れたエネルギーを、高い断熱性・気密性を保持することで効果的に使います。そのためテラジマアーキテクツの家は外張り断熱工法を標準採用。建物の構造体を包み込むように外側から高性能の断熱材で覆うので、夏の熱気や冬の冷気を効率的に遮断し、少ないエネルギーで住まいを快適に保つことができます。

風・熱・光をデザインする家

【窓を的確に配置して風をつくる】
日本の多くの地域では夏は南北に風が抜けます。また、その地域の周囲の状況や地形によってその地域だけに吹く独特の風もあります。
その土地にいつ、どんな風が吹くか、それをつかみ、住まいにその通り道を確保すれば、暑い夏の間も風が抜ける住まいになり、エアコンに頼りきりになることはありません。
では、どのように窓を開ければいいか。まず、窓はいくら大きなものを設けても、1つでは風を取り込むことはできません。入り口と出口の2つがそろって、初めて風が抜けていくようになります。南野大きな窓から風を取り入れ、それを北側や高い部分から抜くのが基本です。
特に強い風が吹いていなくても、温められた空気は上昇する性質があるので、出口の窓を2階のできるだけ高いところに設けると、上昇気流が起きて住まいの中に自然に風が生まれます。
また、南側にはできるだけ木を植えておきます。木は太陽の光を遮り、木陰をつくるほか、葉から水蒸気を蒸散させており、そのため「クールスポット」となるからです。その木々の間を縫って室内に向かってくる風は、少し涼しくなっています。

【太陽熱を取り入れて室内を暖かく保つ】
太陽エネルギーは、光と熱として地上に降り注いでいます。太陽熱は「太陽熱温水器」などで給湯に生かすこともできますが、その熱をそのまま冬場の暖房に使うことができます。そのためには、明が巳側に大きな開口部をつくって日差しを取り込み、日が当たる床や壁には熱を貯めておくことが必要です。十分に温められた床や壁からは、日差しがなくなった夜もゆっくり放熱が行われ、住まい全体を長時間暖かく保ちます。
人間が感じる温度(体感温度)はおよそ「気温+周囲の表面温度÷2」でもとめられます。
つまり、床や壁が暖かく保たれていると、熱放射(輻射熱)により同じ気温でも暖かく感じ、また、エアコンなどの設定温度が低くても同様の体感が得られ、快適に過ごすことができるのです。

【庇や植栽の工夫で、夏の日照はカット、冬は活用】
冬場はうれしい日照も、夏は暑さの元。できるだけ遮りたいものです。その点で有効なのが庇や軒、そして庭の落葉樹です。私たちが暮らす日本では、夏至の太陽高度がだいたい約60〜78度、一方、冬の太陽高度は冬至でおおよそ30〜40度です。そのため庇や軒を適度に出せば、夏の日照を防ぐことができ、冬は逆に室内に取り入れることができます。落葉樹も夏は葉を茂らせ冬は落として、同じ役割を果たします。
冬に暖房で室内温度を高めても、窓ガラスや壁が冷えていると、そこから冷気が放射されます。同様に夏は、窓や壁、天井が熱せられていれば、そこから熱気が放射されます。
いずれも「体感温度」に影響します。冬も夏も、日照を上手にコントロールすることが必要です。

こういった設計の手段を取り入れつつ、設備計画にも気を使うことで、より省エネルギーで環境負荷の少ない住宅を作ります。

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